クリスマスイブが誕生日な彼は大変なのです★1 ページ6
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気がつくと、クリスマスイブまで、残り3日。
雅「で、何か欲しいの見つかった？」
あ「う〜ん・・・休み・・・」
雅「それは、無理っしょ。田中さんにもらって下さい。」
あ「え〜！？くれないんだもん！大体ねぇ！なんで、24日にクリスマスパーティーなんて入るのよぉ〜！」
って、今、隣でブーブー文句言ってくる。
俺達の恒例？みたいなもんで、5年前までもクリスマスプレゼントだけは、お互い一緒に選ぶって決めていた。
だけど、あの頃だから、一緒に買い物も行けたんだけど、今は、そんな事出来ないし。
それ以前に、お互いの時間が合わない。
だから、こうして、Aの家に来る様になったんだけど、
今、PCの前で2人でアレでもない、コレでもないって言ってる最中。
あ「じゃぁ、まー君は？欲しいもの見つかったの？」
雅「うう〜ん・・・オフ？」
あ「一緒じゃない！もー、まー君のオフはまだまだ先でしょ？」
そうなんだよね・・・
来年は、三ヶ日だけの休み。
本当に、ドームが終わるまでは・・・って、そうだ！
雅「あのさ、三ヶ日は？」
あ「は？今、クリスマスの話ししてるんでしょう？何でお正月に話し飛んでんのよ
！」
雅「だからさ、三ヶ日休みだし、Aもブライダルは休みでしょ？だったらさ、そこで旅行行かない？」
あ「旅行？・・・それでもイイけど、どこに？」
それなんだよね。
あ「時間的に海外は無理だよ？」
雅「わかってるって！」
そりゃ、海外まで行くなら、ある程度は気を付けなきゃいけないにしても、意外とね、バレなくて。
手も堂々と繋いでられる。
昔なら、あった休みも、連休なんて、本当に正月だけ。
Aと時間を合わせるなら、半日が精一杯。
旅行なんて行けたもんじゃないんだけど、正月ならって思ったんだ。
でも、2人で観光なんて出来ないんだけどね。
あ「旅行かぁ・・・観光出来ないけど、ドライブ位なら付き合うよ？」
そう言ってくれるのが嬉しくて、
雅「じゃぁ、旅行に決まり！！」
クリスマスプレゼントは、2人で正月に旅行に決定した。
・
で、24日・・・
朝から、Aの
あ「おはよう」
って言う声で目が覚めた。
意外と、Aは朝起きるのが出来るようになっていて、
まぁ、休みとか、午後からの日は相変わらずだけど・・・
スッとAが俺の顔を撫でてきて、
チュっと可愛いキスをしてきた。
あ「目、覚めた？」
って、唇が付くか付かないかの至近距離で言ってくるから
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作者名：菜菜
| 作成日時：2016年11月7日 4時
