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あるオフの日・・・
リビングの壁にいつの間にか、でっかいコルクボードが貼られてた・・・
うん。別にいいよ。
Aの好きにしても。
でも、コレ一体何に使うのかわからなくて・・・
そのコルクボードには何も貼られてない。
本当にただのコルクボードだけ。
雅「あのさ、」
あ「んー？」
何やら床の上であーでもない。こーでもないと、色んな紙とか、ペンとかハサミとかで、工作してる人に聞いて見る。
うん。好きだよね。なんか作るの。
なんでもそうなんだけど、この人、本当に買って来たものをそのまま使ってるの見たことがない。
自分でアレンジする。
ただ、それが結構センスも良いから、俺は良いんだけど・・・
こーゆー時って、全然構ってもらえないの；；
普段、散らかすとブーブー文句言う癖に、
こういう、自分がなんかしてる時は、、、
床目一杯に散らかしてさ、なんか子供みたいなキラキラの目して作ってるから、怒るに怒れないし・・・
はぁ、今日は一体何が出来上がるんだろ？
暇だったから、1人で街ブラして、あぁ、最近、服買ってなかったなぁなんて思って行きつけのショップに行って、店員さんと少し話して服買って、
で、家に帰ったら・・・
あーあ、散らかしたまんま、ラグの上に寝てるお姫様発見。
ってかさ、何してたの？と思ってたんだけど、ふと、俺の視界の隅に入って来たもの。
今朝、見つけた、でっかいコルクボードが、たくさんの写真で埋め尽くされていた。
そこには、色々な紙とペンで吹き出しまで作って、書いてあって・・・
その写真をよく見ると・・・
ずっと前の写真まである。
2人で旅行に行ったのもあったり、
あ、コレ、前に乗ってた車だ。
ってか、こんな写真、いつ撮ったんだよってのもあったり・・・
たくさん写真があって、でもさ、正直、引っ越した時に捨てたはずの写真もあったのはびっくりした。
いくつか、Aが持ってたにしても、それでも、俺しか持ってないデータもあったはずで・・・
あ「あ、寝てた・・・」
って言いながら起きたA。
Aの方に振り向くと、
あ「フフフ、すごいでしょ？」
って、自慢気に言ってくるから、
雅「うん。すごいね。全部1人でしたの？」
あ「うん。ごめんね。放置して」
って笑ってるけどさ、
雅「言ってくれれば一緒にしたのに・・・」
あ「んー、でも、せっかくのオフだし、好きな事してもらいたかったしね。」
って、なんか気使ってるのがわかってしまって、
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作者名：菜菜
| 作成日時：2016年11月7日 4時
