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「フフフ、さっすが、まー君！」
って、笑いながら、また、オーナメントがたくさん入ってる箱を開け出していて、
なんかさ、超楽しそうなの。
ジングルベルを鼻歌で歌っちゃうくらい。
雅「じゃぁ、飾り付けする前に着替えだけさせて？」
って言うと、
あ「はーい。」
って言いながら、目線は手元のオーナメント。
子供みたいに目をキラキラさせて、
結局、俺でも届かないから、ダイニングの椅子持って来て、一緒に飾り付けして、
あ「それ、そこじゃない！」
あ「もー、コレは、コッチ！」
雅「えー、この赤いのはコッチの方が良くない？」
あ「赤が重なっちゃうからダメ！」
色とか、形のバランスまで見る拘り様で・・・
Aは、ずーっと下から指示出して、俺は飾り付け・・・
でも、なんか楽しくて、久しぶりに会ったんだから、もっとイチャつきたいのも本音だけど、
Aが笑ってるなら、いっかって思っちゃうんだよね。
最後にてっぺんの星を付けたら・・・
「「かんせーい！」」
2人でハイタッチして、
今回のツリーは、電飾は元から付いてるみたいで、
Aがリモコンで電気を消すと、
「「うわー」」
LEDだから、やけに明るく感じる電飾が光った。
それを2人で見ながら、
あ「まー君、ありがと。」
って、俺を見て、ニッコリ笑って。
あぁ、俺、この笑顔の為なら、どんなにハードでもギチギチのスケジュールでも、
頑張れる。って思ったんだ。
そっと、Aの頭を撫でると俺にすり寄って来て、
だから、チュッと軽くキスすると、Aからも、キスしてくれて、
雅「ねぇ、このままココでしてもいい？」
って言いながら、もうする気満々なんだけど(笑)
あ「え？っと、片付け！ほら、散らかってるし！ね、えっと、」
って、もー、俺が無理！
雅「俺、頑張ったもん。だから、ご褒美欲しいな。」
あ「えっと、お腹すかない？」
雅「後で。」
結局、押し倒しちゃった(笑)
でも、Aはなんだかんだ言って、ちゃんと俺の事受け入れてくれる。
正直さ、嫌な時だってあると思うし、あんまり優しくできない時もある。
ヒドイやり方だって、何度かある。
でも、ちゃんと受け入れてくれて、冷静になった時、やっぱり、罪悪感あるけど、そこまでわかってんのかな？
俺の事抱きしめて、大丈夫だよって安心させてくれて・・・
ツリーからの光で、妖艶に映るAが綺麗だって思った。
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作者名：菜菜
| 作成日時：2016年11月7日 4時
