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確かに、そうかもしんないけど・・・
でもさ、俺、A以外となんて、あり得ないよ？
湊「流産した事、知ってるんでしょう？」
雅「はい・・・Aは、俺が知ってる事は知りません。」
湊「そう。今回の発作はね、そこからきてる。ずっと、言うの。産めなくてごめんって。」
雅「・・・」
「出来ない」
「自分の中では育たない」
そう言われ続けてきた。
だけど、実際は、出来たところで・・・
雅「あの、Aの発作の原因って、結局は・・・」
湊「根本的には、改善されないでしょうね。あの子の身体を考えても、正直、正常に産めるとは思えないし。だけどね、コレ、相葉君にも責任はあるんじゃないの？」
雅「俺にも？」
湊「あのね。」
そう言った後、一呼吸して、
俺の胸ぐらを掴んで
湊「ガキ作る余裕あんなら、てめーの女1人くらいちゃんと面倒見ろや！！」
あの・・・俺の周りは元ヤンだらけですか？
正直、俺の方が体格も、力もあるけど、、、
ビビって、ちびりそう・・・；；
低く、ドスの利いた声で、
湊「返事はぁ！」
雅「は・・・い」
湊さんは、俺から手を離すと、
湊「あ、ゴメン、つい、昔の癖が」
俺、この人だけは怒らせちゃいけないって、本気で思った。
でも、確かにそうで、
Aと一緒にいたいなら、ちゃんとAの事見とかなきゃいけないんだ。
記事が出た時も、ちゃんとAに伝えなきゃいけなかったんだ。
Aだけだよ。
どんな事があっても、
Aしかいないよって。
Aは、自分に自信がなさ過ぎるから・・・
だけどさ、コレだけは、自信持ってよ。
大切にするから、
大切に、大切にして、
可愛がって、甘やかして、
代わりに、絶対に俺の前からいなくならないように。
俺しか見えないように・・・
もう、逃げ出さない様に・・・
俺が、全てを掛けて、愛してるのは、
Aだけだって。
・
あ「もー、忙しかったからって、なんでこんなに散らかすかなぁ。」
雅「だから、ゴメンって！」
俺がクランクアップして、少し経ってから、Aが退院した。
正直、発作自体は治ってない。
Aの家に行ってるのは、すぐに上にバレたけど、
どーせ引っ越すんだし、別にいーでしょって、開き直った。
山さんが後は何とかしてくれるはず。
それよりも、Aの方が俺は気になる。
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作者名：菜菜
| 作成日時：2016年11月7日 4時
