Cherish in my「LIFE」(3/19パス解除) (ページ36)

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忙しいからこそ、見落としたらダメなんだ。ページ36

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ちゃんと住める様になったのは、次の年の夏前だった。

と言うのも・・・

実は、この冬、俺ね、かなり忙しかったんだよね。

結構ね、ハードな生活してたの。

だから、本当は業者の人とも色々決めなきゃいけない事も、代わりに、Aが行ってくれたりして、スッゲー、助かってた。

普通はさ、奥さんとか、親とか、婚約者とかがしたりするみたいなんだけど・・・

まぁ、俺の家だってバレるのもね、あんまり良くはないし、山さんも俺らが忙しいなら、自動的に忙しいはずで、親もさ、店の事あるし・・・

Aにしか頼めなかったんだよね。

Aは、

あ「同姓同名って事にしてる。そしたら、やっぱりそうですよね～って、誰も信じないし。」

なんて言ってた・・・

なんか、本人は複雑なんだけど・・・

この頃まで、Aは普通だったんだ。

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あ「・・・」

雅「だーかーらー、いつもの事だろ！そんな黙ってたらコッチももうどうして良いのかわっかんねーよ。」

あ「まず、いつもの事って？別に、その記事に関してはなんとも思わない。
ガセだってわかってるし、その女優さんがウチのマンションの出入りしてるのも知ってる。
何度も共演してるのも知ってるし、仲が良いのも知ってる。
そりゃ、挨拶するよね。話すよね。わかるよ？それは。」

よくある喧嘩。

お互い、虫の居所が悪かった。

俺はスケジュールが詰まりすぎてて、毎日それをこなしていく事でいっぱいいっぱい。

Aは、入院中。

そんな中で、何度か取り上げられた事のあるガセネタ。

相手の女優さんは、同年代だし、何度も共演していて、

俺に一般人の彼女がいる事も知ってる。

しかも、元サヤだってのまで・・・

たまたま、Aのマンションのエントランスで会って、挨拶しただけ。

向こうも、彼氏が住んでるとかで、ほぼ同棲してる感じだった。

だから、本当に事実無根なんだけど・・・

撮られた写真が、思いの外、親密そうに見えたらしい。

たまたま、俺が相手の声が聞き取りにくくて、屈んだ瞬間だった。

確かに、この感じなら、親密に見えなくもない・・・

でもさ、コレ、俺の癖みたいなもんで、Aならわかるはず。

ついでに、男相手にもこんな感じだし・・・