Cherish in my「LIFE」(3/19パス解除) (ページ24)

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母「また、遊びに来てね。」

あ「お母さんも、息抜きに来てね。」

母「もちろんよ～！」

雅「ほら、帰るよ。」

久し振りの実家はのんびり出来て、やっぱり、色々甘えられるってイイよね。

って言ったら、

あ「いつも甘えてるでしょ！」

母「はぁ・・でも、コレで栄養失調にはならずに済むわね。」

それ、軽くネタだよね？

帰りは、Aの運転。

俺、飲んじゃったもん！

あ「最低！ってかさ、ぶつけても弁償しないからね！」

雅「大丈夫だって、俺、隣に乗ってるんだし。ね。それに、ハンドル右だから、いつもと一緒だって。」

あ「あー！もー、普通は隣に乗せたくないけど・・・」

雅「あ、俺、別に後ろで寝てても大丈夫だけど？」

あ「・・・もうホント最低。」

俺の車、車体が大きいから、Aは運転したくないみたいなんだけど、意外とね、運転は上手い。

本当は、後ろで寝ていたいんだけど、でもさ、普段助手席に乗ってくれないから、
俺が隣に乗ってもイイかなって、思ったんだ。

・

家に帰ってきて、

あ「コーヒー淹れるね。」

そう言って、キッチンへ行くAに、

雅「俺がしようか？」

あ「いいよ。」

雅「でも、疲れてない？」

まぁ、いくら楽しそうだったとはいえ、やっぱりさ、色々気使ってるんじゃないかって思うんだ。

特に、ユキには。

あ「まー君、大丈夫だよ。」

Aは、コヒーメーカーをセットしながら

あ「そりゃね、羨ましくないって言ったら嘘になる。でもさ、例えば、私が妊娠したとして、今すぐどうこう出来ないでしょ？」

そう言うけど・・・

雅「俺の仕事の事？」

あ「フフ、ね、まー君の仕事もだし、私の仕事もだし。この身体で逆に良かったのかな。って思うの。」

雅「将来的にどうなるかなんてわかんないじゃん。」

あ「望まなくて良いの。諦めるとか、そういうんじゃなくて。もう無理だってわかってるから。だから、周りにも純粋に優しくなれる。」

本当はさ、この時には気付いてた。

Aは、欲しかったんだって。

だけど、仕事のせいにして、俺は気付かないフリしたんだ。

わかっていて、何年もそのままにしてしまった。

今になって、時間がなくて焦るなんて、思いもしなかった。

雅「2人でいいじゃん。」

あ「そうだね。その分、甥っ子姪っ子可愛がってやろ？」

この時かな。少しずつ、2人で生きていく未来を考え出したのは。