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そんな感じで、色々な話をしながら、実家までの道をドライブ。
雅「そろそろ、前に来ても良いんじゃないの？」
あ「え？嫌だ。だって、後ろの席ってなんか、気分イイじゃん。」
雅「俺、運転手？」
あ「そうそう！」
普段は寝てる事が多いんだけど、今日は珍しく起きていて、ずーっと俺に話しかけて来る。
雅「珍しいね。起きてるの。」
あ「え？そうかな？いつも起きてるよ。」
雅「寝てるって！」
だってさ、よく車に乗ったら寝るから、俺の車ん中には、A専用のブランケットまで置いてあるし。
ま、寝る時の必需品だよね。
本当は、助手席にすわってもらいたいけど・・・我慢。
実家が近づいてきたら、徐々に静かになってきた。
俺の話しにも、
あ「うん。」
とか
あ「そうだね」
くらいしか話さなくなってる・・・
雅「ね、そんなに嫌？」
あ「嫌じゃない。」
雅「じゃぁ、どうしたの？」
あ「なんか・・・本当に久し振り過ぎて、私が行ってもいいのかなって・・・」
ミラーでチラ見したら、シュンとしてるAが見えた。
あーあ、こう言う時、助手席なら、手握ってあげたり、頭撫でてあげたり出来んのに。
雅「俺さ、母さんから、昔言われた事あんだよね。」
あ「ん？」
まだ、Aとしょっちゅう実家に帰ってた頃。
さっき、街中で見た、カップルみたいに、手繋いで歩けた頃。
雅「A以外はウチに連れてくんなって」
あ「え？なにそれ？」
Aはなんで？って顔してるけどさ、
雅「母さん、Aと一緒にご飯作ったり、お茶したり？すんの楽しかったんだって。」
あ「フフ、なんか、友達みたい。でも、私も楽しかったなぁ。」
本当は、さ、
「Aちゃん以外、嫁として認めないから。意味わかるよね？」
って、半ば脅されたんだよ！！
しかも！結構ドスの効いた声で・・・
イヤ、なんとなく、わかっちゃいるんだけどね。
母さんも、父さんも、ゼッテー、元ヤンだって・・・
・
雅「たっだいまー」
たぶん、玄関開けたら、コレ言うのは無意識みたいで、
初めに、顔をだしたのは・・・
「おかえりー、、、え？うそ？は？俺聞いてねーし！」
って、言いながら、
雅「母さんには言ってあるけど？」
「はぁ？聞いてねーよ！」
あ「久し振り。祐くん。」
祐「ねーちゃん・・・ねーちゃんだぁ！！」
抱きつこうとするのを必死で制した
弟の祐は、Aの事、ねーちゃんって呼んでて、
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作者名：菜菜
| 作成日時：2016年11月7日 4時
