Cherish in my「LIFE」(3/19パス解除) (ページ18)

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通話を終了して、メンバーを見ると、

翔「俺も早く帰ろ。」

潤「俺も」

和「俺も。」

智「・・・俺も」

ニヤニヤしながら、言われて、

雅「なに？まねしないでよぉ！」

和「ホラ！早く行かないと、山さんキレるから！！」

ニノから急かされて、5人でバタバタと楽屋を出た。

・

挨拶やら、初詣やらをして、Aの家に帰ったのは、4時。

Aは起きていて、

あ「おかえりなさい。」

笑顔で出迎えてくれた。

その瞬間、たぶん、緊張してたのかな？

それが解けていく感覚。

なんか、ホッとして、心の中が、じんわり暖かくなって、

目の前のAをギュッと抱き締めた。

そっと、Aの頭にキスして、

雅「ただいま。」

今でも、ちゃんと言うよ。

だって、家に帰ったら、いっつも、ニコニコして待ってるんだもん。

「おかえり」って言われたら、その瞬間に疲れが飛んでくの。

リビングに行くと、Aはキッチンに入っていって、

あ「お腹空かない？」

って聞いてくる。

正直、緊張と忙しさで、何も食べてなかったんだった・・・

雅「何かあんの？」

あ「うーんと、年越し蕎麦と、お節的なのと、お雑煮と」

雅「じゃぁ、蕎麦！」

あ「フフ、言うと思った。お節とお雑煮は起きてからね。」

なんか、楽しそうだし。

料理嫌いって言ってる癖に、味はかなり美味しくて。

手際も良いし、見た目も良いし。

俺が食べてる向かい側で、

雅「アレ？食べないの？」

あ「まー君達見ながら食べたもん。」

笑いながら言ってんの。

ちゃんと見てくれてたんだって思うと、それだけで、嬉しくて、また、今年も仕事頑張ろうって思えるんだ。

あ「年越しちゃった蕎麦だよね。」

雅「しょうがないよね。」

あ「忙しいもんね。」

雅「ありがたい事に。」

今も、忙しいのは変わらない。

年越しちゃった蕎麦になるのも、毎年の事。

カウントダウンとか連れて行ってあげられないけど、Aは文句１つ言わない。

むしろ、

あ「そんな暇出来たら逆に怖い。」

って・・・確かに。

食べ終わって、お風呂入って、Aをギュッと抱き締めて寝た。

Aも、薬飲まなくても、ちゃんと眠れたみたい。

あ、その日はシテない！

A、女の子の日だったし・・・

終わりかけって言ってたけど、今日までダメ！って言われた・・・

2012年の始まりは、俺的に穏やかだった。