bridal fair ☆1 ページ10
・
私達は忙しい。
きっと、2人とも忙しい。
それでも、まー君の家に帰れば、会える。
顔を見れば、ホッとする。
昔とは違う事も、わかってる。
年齢も年齢だからか、お互いにそれなりに落ち着いてきて。
まー君は、私の事を、大事に大事にしてくれてる。
だけど・・・自信がない。
また、あの時みたいに・・・
そう考えてる私がいるのも事実。
・
ブライダルフェアの時だった。
「もしかして、A？私！恵美！覚えてない？音大で一緒だった！」
声を掛けてきたのは、音大の同級生の恵美だった。
正直、私は複雑で、、、
私は事故後、音大を辞めた。
もう、あんなに弾く事はやっぱり無理だったから。
あ「久しぶりだね。」
取り敢えず、いくら同級生と言えども、お客様に変わりはない。
にっこりと営業スマイルはお手の物になってしまった。
悲しき職業病ってやつよね・・・
恵「ねぇ？もしかして、A、ここの？」
あ「そう。プランナーしてて」
基本的にここのホテルのブライダルプランナーは黒のパンツスーツ。
それに、ブライダルプランナーである証のゴールドのネームプレート。
恵「そうなの！？ヤダ！だったら言ってよ！」
言ってよって！
私、あんたの連絡先知らねーし！！
それに、友達や同級生にわざわざ連絡するほど、営業に困ってはいない。
寧ろ、音大の同級生は避けたかった・・・
恵「ねぇ！私、今度結婚するんだけど！Aがいるし、ここで式挙げる！」
この年齢にもなると、周りの友人達が結婚する。
それも、きちんとお式を挙げるんだから達が悪い。
断りたくても、断れないのが、サービス業の悪いところ・・・
模範回答は
あ「そうなの？おめでとう！でも、ウチで挙げるって言っても、新郎様の意見を聞かなくてもいいの？」
結婚式は、新婦1人で挙げるものじゃないんだから・・・
ちゃんと2人で話し合って決めてよ。
そう思ってたのに、
恵「あ、まって、由斗さぁーん！こっち！」
チッ！呼ぶなよ！
しかも！由斗って、元カレと一緒だし！
心の中では何とでも言える。
それもかなりこの仕事で鍛えられたのだけれど・・・
目の前に現れた恵美の旦那様は・・・
元カレだった。
私をキズモノ扱いした男。
由「もしかして、A？久しぶり！覚えてるか？」
えぇえぇ！覚えてますとも！もう二度とその面を見る事はないと思ってたのに・・・
14年も前の記憶がフラッシュバックする。
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菜菜(プロフ) - あっちゃんさん» きゃー！文章の下手さと、付箋回収してないのと、矛盾してるのがバレる！（笑）色んな意味でお恥ずかしいですが、楽しんで下さいませ(^^) (2017年8月6日 10時) (
レス) id: a6c2e2ee1e (このIDを非表示/違反報告)
あっちゃん(プロフ) - こんにちは。最初から読みたくてやって来ました。わすれてることもおおくて！じっくりと、腰をすえて読むぞー！ (2017年8月6日 8時) (レス) id: cd7b6e55f7 (このIDを非表示/違反報告)
菜菜(プロフ) - ひろさん» ひろさん、ありがとうございます(*^^*) キュンキュン出来ただなんて…もう感激です！ｳﾌﾌ…気付きました？期待度高いでしょ？ (2016年8月18日 18時) (レス) id: 71e258e047 (このIDを非表示/違反報告)
ひろ(プロフ) - 菜菜ちゃん♪作家デビューおめでとう*\(^o^)/*キュンキュンする朝の風景に癒されたよー♪そして！超嬉しい！ありがとう〜。(*^o^*)／ (2016年8月18日 16時) (レス) id: fe36beb909 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菜菜
| 作成日時：2016年8月18日 11時
