coffee smell ☆1 ページ29
・
― バシャーン
頭からアイスコーヒーを被ったのは生まれて初めて・・・
被る人の方がいないでしょ・・・
ホットじゃなくて良かった。
ブライダルサロンの中、数組の打ち合わせ中のカップルと、プランナー、各種打ち合わせの為のスタッフが一斉に視線を向けてくる。
あぁ、白のブラウスじゃなくて良かった。
コーヒーのシミって取れないのよね。
自分自身がコーヒー臭い。
被るとあまり良い事ないんだな。
他人事の様に、どこか冷静だった。
バタバタと数人が駆け寄ってくる。
「お客様、如何なさいましたか？」
「お客様、お怪我はありませんか？」
うん。あなた達、スタッフとしてはとても立派よ。
そして、数人が、私の方へ
田中「A！！大丈夫か？怪我は？」
田中さん・・・あなた、部長でしょ？まずは、お客様じゃないの？
「・・・んで、」
「え！？」
「・・・なんで！皆して、A、A、A！！！あんた目障りなのよ！由斗さんだって、なんで、あんたなんかと、あんたなん・・かと・・ぅぅぅぅ・・」
あ「待って、落ち着いて、恵美、だから、私はもう過去の事だし、それ 恵「あんたなんて！！」」
恵「なんの生産性もない癖に、なんでのうのうと生きてるのよ！！！あんたなんて、あの時事故で死ねば良かったのよ！！！」
あ「・・・」
惠美の声が、サロン中に響く。
私の頭にも響いた。
どこか、他人事の様に見てたはずなのに・・・
コーヒー臭さに眩暈がする。
現実が、私に突き刺さる。
そこからの記憶は曖昧で、たぶん、田中さんがキレたんだと思う。
た「佐伯恵美様、婚約破棄によりご契約を解約されたのは、あなたです。
解約金もしっかりと、元新郎様より頂いております。
これ以上、このサロンでわが社のスタッフ、並びに、これから婚礼の儀を挙げられる大切な方々の妨害をなさると言うのであれば、こちらもそれ相応の措置を取らせて頂く事になります。」
曖昧な記憶の中で、田中さんの言葉が響く。
同時に、泣き叫ぶ恵美も。
シュールだな・・・
その後の記憶はない。
目が覚めたら、ホテルの医務室だった。
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菜菜(プロフ) - あっちゃんさん» きゃー！文章の下手さと、付箋回収してないのと、矛盾してるのがバレる！（笑）色んな意味でお恥ずかしいですが、楽しんで下さいませ(^^) (2017年8月6日 10時) (
レス) id: a6c2e2ee1e (このIDを非表示/違反報告)
あっちゃん(プロフ) - こんにちは。最初から読みたくてやって来ました。わすれてることもおおくて！じっくりと、腰をすえて読むぞー！ (2017年8月6日 8時) (レス) id: cd7b6e55f7 (このIDを非表示/違反報告)
菜菜(プロフ) - ひろさん» ひろさん、ありがとうございます(*^^*) キュンキュン出来ただなんて…もう感激です！ｳﾌﾌ…気付きました？期待度高いでしょ？ (2016年8月18日 18時) (レス) id: 71e258e047 (このIDを非表示/違反報告)
ひろ(プロフ) - 菜菜ちゃん♪作家デビューおめでとう*\(^o^)/*キュンキュンする朝の風景に癒されたよー♪そして！超嬉しい！ありがとう〜。(*^o^*)／ (2016年8月18日 16時) (レス) id: fe36beb909 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菜菜
| 作成日時：2016年8月18日 11時
