☆10 ページ27
七夕なんだよ。
いつも、会えない。
なんで？って言いたくなるくらい、
七夕に見放されてる。
だけど、まー君は、
雅『今年は覚えてたんだけどね。』
ここまでくると、覚えてたからなんじゃないの？
だから、今年は見放されたんじゃないの？
なんて文句も、本気で言いたくなる。
あ「織姫と彦星は会えたの？」
雅『ん？会えたよ。だって、俺達が譲ってやったんだから！』
覚えてた。
雅『織姫と彦星は1年に1度しか会えないんだから。俺達は、少しだけ我慢したら、また会えるでしょ？だからさ、今回は譲ってやんの！』
バカだけど、
優しい。
いっつも私の事を考えてくれる。
サプライズなんてしてくれなくても、
プレゼントなんて、しなくても、
側にいてくれるなら、
隣で笑ってくれるなら、
それだけでいいのに・・・
雅『ねぇ？今日さ、何の日か覚えてる？』
私にそれを聞くかなぁ。
覚えてないわけないじゃない。
あ「まー君が私にお願い事した日」
雅『あれ？Aじゃなくて？』
あ「まー君でしょ。ちゃんと覚えてる。ぜーんぶ覚えてるよ！」
全部覚えてる。
絶対に忘れない。
雅『そっか。アレ？デジャヴってやつ？』
あ「ん？」
雅『俺、5年前もここで電話してた。Aに』
あ「1人で？」
雅「1人で。この星空見ながら、菜々にどーしてもお願いしたくなったの！」
知ってるよ。
覚えてるよ。
だって、まー君がしたお願いごと。
私と、同じだった。
なんで休みを今日にしたのか。
なんで、忙しい貴方が今日早く終わってるのか。
それは
雅『A、これからもさ、ずっと俺の側にいてよ。』
ずっとってどれくらい？
なんて聞きたくてもきけない。
肝心な事は、何も聞けない。
なのに・・・
雅『愛してる』
また、電話・・・
それでも、
あ「ッ、ック、も、また、電話、」
雅『うん。ごめんね。』
あ「ちょ、直接、言って、よ」
滅多に言ってくれない。
だからこそ、
あ「まー君。」
雅『ん？』
あ「大好き。あと、会いたい・・・」
雅『俺も、会いたい。』
空の星に願ったところで、どーにもならない。
だから、貴方にお願いした。
あの頃みたいに、また、笑って側にいたいと思ったから。
2016年7月7日。
私達が付き合い始めて、5年が経った。
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菜菜(プロフ) - あっちゃんさん» きゃー！文章の下手さと、付箋回収してないのと、矛盾してるのがバレる！（笑）色んな意味でお恥ずかしいですが、楽しんで下さいませ(^^) (2017年8月6日 10時) (
レス) id: a6c2e2ee1e (このIDを非表示/違反報告)
あっちゃん(プロフ) - こんにちは。最初から読みたくてやって来ました。わすれてることもおおくて！じっくりと、腰をすえて読むぞー！ (2017年8月6日 8時) (レス) id: cd7b6e55f7 (このIDを非表示/違反報告)
菜菜(プロフ) - ひろさん» ひろさん、ありがとうございます(*^^*) キュンキュン出来ただなんて…もう感激です！ｳﾌﾌ…気付きました？期待度高いでしょ？ (2016年8月18日 18時) (レス) id: 71e258e047 (このIDを非表示/違反報告)
ひろ(プロフ) - 菜菜ちゃん♪作家デビューおめでとう*\(^o^)/*キュンキュンする朝の風景に癒されたよー♪そして！超嬉しい！ありがとう〜。(*^o^*)／ (2016年8月18日 16時) (レス) id: fe36beb909 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菜菜
| 作成日時：2016年8月18日 11時
