何も聞いてない ページ16
雅「まぁ、生まれた時のAって超可愛かったよね。」
まー君は、生まれたばかりの私を知ってる。
写真だってある。
雅「まださぁ、名前も決まってなかったんだよ？」
翔「そうそう！一緒に名前考えたよなぁ。」
なんて、お兄ちゃんは懐かしそう。
雅「聖闘士星矢から取って、聖子ちゃんとか！」
翔「後は、小トトロに見えたから、ととことか！」
小トトロって・・・
お兄ちゃんの描いたトトロで泣いた事あるんだけど・・・
だって！！
あの絵は本当に怖かったんだもん！！
懐かしい話で盛り上がる。
それは、きっと私達3人がいつも一緒にいたから。
ある程度時間も遅くなってきて、
そろそろお開きにしようかって時だった。
翔「で、家の中、どーするか決めた？」
雅「まぁ、大体のイメージは固まったけど・・・でもこれもったいなくない？」
翔「でもさ、向こうのアパートに全部あるんだよなぁ。」
雅「まぁ、そうだよね。向こうはインテリア付きが当たり前だしね。」
初めは仕事の話かな？って思った。
というのも・・・ウチの父の会社は家具屋さん。
簡単に言うとね。
もちろん、自社工房なんかもあるんだけど、最近は自社ブランドだけじゃ成り立たないから、アンティーク家具とか他のブランド家具だったり、リネン類や雑貨なんかも取り扱ってる。
まー君は、元々はインテリアデザイナーだった。
だけど、今はコーディネートが主な仕事になってるみたい。
でも、、、
翔「Aもいるし。雅紀の好きにして。」
雅「でもさぁ、ねぇ？ちゃんと話したの？A、翔ちゃんの事ちゃんと聞いてないんでしょ？」
いきなり、話を振られて、
あ「えっと・・・何も聞いてない。」
ジッとお兄ちゃんを見る。
何となく、話の流れからわからないでもない。
私、そんなに鈍くはないし。
お兄ちゃんは、はぁ。と息を吐くと、
翔「俺さ、会社の試験に合格して。アメリカ行く事にした。」
お兄ちゃんの会社には、社員のスキル向上の為の制度がいくつかあって。
その厳しい試験をパスしたらしい。
アメリカの大学院で、MBA資格を取る為のバックアップを受ける事になったんだって・・・
って・・・
・・・え？？？
あ「えっと・・・私は？どーなるの？」
それよ！！だって！私、行く所ないんだって！！
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菜菜(プロフ) - かなさん» お読み頂きありがとうございます。2部への行き方はお知らせに書いてある通りです。表現等の問題からフラグ設定となっております。ご了承下さい。 (2019年10月20日 22時) (
レス) id: a6c2e2ee1e (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - こんにちは。パステルですが、第2部は作られてないのですか？すごく続きが気になります！ (2019年10月20日 20時) (レス) id: c5596d406b (このIDを非表示/違反報告)
菜菜(プロフ) - サラーさん» サラーさん、ありがとうございます(^^) 大作…と呼べる物ではありませんが、今までの私の作風とは違う物なので少しドキドキしながら描いてます。第2部でも、よろしくお願い致します。 (2018年8月26日 5時) (レス) id: a6c2e2ee1e (このIDを非表示/違反報告)
サラー(プロフ) - お誕生日おめでとうございます♪( ＾ω＾ )♪ ステキなお話をどうもありがとうございます♪( ＾ω＾ )♪ なにやら物凄く読み応えのある大作で、続きがとっても楽しみです♪(*´ω｀*)♪ お体にお気をつけて更新をお待ちしております(●´ω｀●) (2018年8月24日 17時) (レス) id: 66c911b96a (このIDを非表示/違反報告)
菜菜(プロフ) - えりさん» えりさん、ありがとうございます(^^) 実は3部作w1部は序章に過ぎませんが、2部でもよろしくお願い致します。 (2018年8月24日 7時) (レス) id: a6c2e2ee1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菜菜
| 作成日時：2018年8月17日 6時
