同居18〜及川side〜 ページ19
俺は風呂から出ると何の物音もしない事に気づいた。
荷物の整理するとか言ってたよ……ね……
俺はAの部屋に足を運ばせる。
及「!!??A?!!!!!」
慌ててAを抱き抱える。
寝てる………いや、気絶してる…
及「ん………?」
泣いた跡が
残っていた。
それだけではない
及「指輪…………」
おもちゃの、俺と色違いのピンク色の。
Aの隣に落ちていたのだ。
多分、Aの記憶を揺さぶって
下手したら思い出したのかもしれない
及「Aちゃん………?」
ゆっくりと、Aの瞼が開く。
私「え、私寝てた……?!」
少し狼狽した後に慌てて俺から離れる。
私「ごめんね、なんでもないよ。お風呂入ってくるね」
及「分かっ、た」
パタパタと部屋から出ていく彼女。
指輪が落ちていたのはたまたまで気づいていないのか、それとも………………
とりあえず、指輪を持っていてくれてよかった。
記憶がないのに、残しておいてくれたことが嬉しかった。
それだけでも今は十分…………
俺は立ち上がるとリビングへ向かい、テレビをつけて、バレーボールの試合を見た。
────────────
30分後、ペタペタと裸足で歩いて俺の隣に座るA。
及「スッキリした?」
何故泣いていたのか分からないけど。
私「うん!スッキリした!」
部活の後は風呂が一番気持ちいいね、なんてAは続ける。
バレーボールの試合を見ながら俺はあることを提案する。
及「ね、A!明日暇?」
私「んー、部活ないしー暇かな」
及「明日さ、買い物行こ!新しいサポーターとかシューズ見たくて!」
私「あ、私も見たい!行く!!徹ち……徹は岩泉先輩とよく行くの?」
及「…!!!…あ、いや、日によるけどね」
徹ちゃん
幻聴だよね
思い上がりすぎかな
俺たちは明日に備えてベッドに入った。
俺は最初出来心でAを抱き締めて寝たけど今はもうAは慣れたみたいで、抱き締めて寝るのがほぼ当たり前になっている。
少しは照れて欲しいなぁ…
及「おやすみ、Aちゃん」
眠りに落ちたAにそっと口づける。
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お眠のねむ - らっきょー!らっきょー! (2018年8月20日 12時) (レス) id: 118e2a7a6c (このIDを非表示/違反報告)
かな - めちゃくちゃ萌えます!うらやましい!及川さんと同居…((鼻血 心臓もたないです。。(笑) 番外編カモン!! (2016年4月11日 20時) (レス) id: da467376ba (このIDを非表示/違反報告)
天使のパンツ - 微笑ましい←www (2015年8月9日 20時) (レス) id: e568148aba (このIDを非表示/違反報告)
ゆりりん(プロフ) - (ノ∇・、)めっちゃいいです!この作品! (2015年8月4日 16時) (レス) id: 990e4e806e (このIDを非表示/違反報告)
優梨菜 - もうほんと素敵なお話でした!泣きました(´;д;`)これからも頑張ってください!応援してます!! (2015年1月11日 23時) (レス) id: 7ab0d71c0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柚凛 | 作成日時:2014年8月25日 9時