同居15 ページ16
影山君に言われたことを脳内が駆けめぐる。
ずっとバスの中で考えてたな………
先輩が明日の連絡をすると皆解散していく。
私も帰ろ。
───────────
少し重い足取りで扉を開く。
私「ただいま」
及「あ、Aお帰りなさい」
リビングの扉を開けてひらひらと手を振ると、勝った？と聞いてくる徹。
私「勝ったよ！」
及「さっすが！……誰かと会った？」
急に少し重くなる雰囲気。
私「あ、うん……中学んときの男バレの友達と」
及「飛雄ちゃんに？」
…………見透かされてる
私は無言で頷く。
あの出来事を言ってもいいのだろうか
言わないと
ソファの隣に荷物を置くと徹がジュースをテーブルに置いてくれた。
そして、私の隣に座って同じジュースを飲む。
私「……………影山君に、告られた」
徹は沈黙を守る。
私「少しだけ、私も影山君の事気になってた……………でも」
及「でも………？」
不安そうに、私を見つめる徹。
私「抱きしめられたとき、なんか違うって、そう思った」
徹は首を傾げて、違うってどういう事？と優しく聞く。
私「私が知ってるのは……もっと……優しかった……
徹が抱き締めてくれた方が………落ち着いた……」
告白も、抱き締められたことも吃驚した。
なのに
嬉しい、とは思わなかった。
及「Aは、どうするの…？」
私「私は…………次影山君に会ったら
…………断るよ。」
同時に溜息をついてソファにうなだれる徹。
私「えっ？！どうしたの？！！」
及「飛雄ちゃんと付き合い始めたらどうしようって考えてたから、今少し安心した」
本当に安心して表情を見せる。
及「今日の夕飯…俺が作ろうか？」
レシピ本見ながらだけど、と笑いながら言う。
私「じゃ、頼んじゃおうかな」
私はまだ、
徹が好きとか分からない
恋って
何だろうか
カツンッ
私「ん？」
床に何か落ちた音がした。
徹のいるキッチンからしたが徹は気づいていない。
私はキッチンに行くと床に何か落ちているのに気づいて拾い上げる。
私「……おもちゃの指輪？」
青の…
『あたし、おおきくなったらとおるちゃんとけっこんする！！』
脳に、響く。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1025人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
お眠のねむ - らっきょー！らっきょー！ (2018年8月20日 12時) (
レス) id: 118e2a7a6c (このIDを非表示/違反報告)
かな - めちゃくちゃ萌えます！うらやましい！及川さんと同居…((鼻血 心臓もたないです。。(笑) 番外編カモン！！ (2016年4月11日 20時) (レス) id: da467376ba (このIDを非表示/違反報告)
天使のパンツ - 微笑ましい←ｗｗｗ (2015年8月9日 20時) (レス) id: e568148aba (このIDを非表示/違反報告)
ゆりりん(プロフ) - (ノ∇・、)めっちゃいいです！この作品！ (2015年8月4日 16時) (レス) id: 990e4e806e (このIDを非表示/違反報告)
優梨菜 - もうほんと素敵なお話でした！泣きました(´；д；｀)これからも頑張ってください！応援してます！！ (2015年1月11日 23時) (レス) id: 7ab0d71c0a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：柚凛
| 作成日時：2014年8月25日 9時
