34話 ページ41
貴方side
安吾たちとの話を終え、私は原野さんの遺体の観察を始めた
先程の苦しみ方だと、毒殺が自然でしょうがもしこれが本当に先生への罠だとしたら異能力による、遠隔殺人もありえますね
私は原野さんの遺体を動かし、背中や腕などを見ていた
ん、？何故これが原野さんの腕にもあるのでしょう？
原野さんの腕にあったのは、テラスのドアにあった血文字のようなものと同じマークだった
私が考え込んでいると後ろから
コ「Aさん、どうしたの？」
貴「ん？あぁ、実は原野さんの腕にこのようなマークがあったので、これが何か考えていたんです」
ちょっと見せて、そういったコナンくんは原野さんの腕を持ち上げマークを観察し始めた
コ「んー、僕にはわかんないや」
コナンくんはいつものように笑ってい言った
私はそんなコナンくんをじっと、見ていた
コ「？どうしたの、Aさん」
貴「コナンくんは、死体を見慣れているんですね
しかも手に取って観察まで」
私の言葉を聞いた瞬間コナンくんは、引きつった笑顔で
コ「そ、それは、いつも小五郎のおじさんに付いてて行って、よく事件を見ているからだと思うよ」
焦っているのが丸わかりの態度でコナンくんは言った
貴「そうなんですか、しかしコナンくんも不運ですね」
コ「え？」
意味がわからないといった顔で私を見つめる顔は、年相応の子供らしい表情だった
貴「まだこんな子供なのに、沢山の事件などに関わってこのような死体も多く見る事に慣れてしまったのですから」
コナンくんは何か言いたげに口を開いたが
蘭「コナンくん！またこんなところにいて、ほら私たちと一緒に別の部屋で待ってるよ」
コ「え、あっ、ちょっと待って蘭姉ちゃん」
コナンくんは蘭ちゃんに強制連行されて、この場から去っていった
私はもう一度遺体に目を向けることはなく近くの椅子に座った
貴「江戸川コナン、か。」
彼の名前を呟き、私はさっきの出来事を思い返した
やはり彼は面白いですね、少しカマをかけたつもりでしたが気付かれてしまいました
この事件といい、彼らの正体といい、今回はとても楽しいことが沢山ありますね
私は一人、笑みを浮かべた
- 金 運: ★☆☆☆☆
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グリム(プロフ) - 面白かったです。途中で出てきた人が誰かも気になるし、最後がどうなるかやそれまでの過程、全てが楽しみです。また、更新する機会があれば頑張ってください！ (2023年5月1日 21時) (
レス) @page45 id: 66f712e8a8 (このIDを非表示/違反報告)
霞が山茶花 - めちゃくちゃ夢中になりました！ 手摺のマークが何を示すのか、犯人が誰なのか、綾辻先生が異能を使うのか、気になります。 無理しないでください。 (2019年7月13日 21時) (レス) id: 9462559efa (このIDを非表示/違反報告)
あいねこ(プロフ) - ありがとうございます!!更新がんばります笑 (2018年6月22日 10時) (レス) id: 87ca302a37 (このIDを非表示/違反報告)
ロウ - 面白かったです！続きがすごく楽しみです！！ (2018年6月16日 19時) (レス) id: 15eeb3cf2b (このIDを非表示/違反報告)
あいねこ(プロフ) - 鯣さん» 読んで下さりありがとうございます！最近は更新がまばらになってしまい、文章がグダグダになってしまっていたので、そう言ってもらえるとありがたい限りです!更新遅いですがこれからも呼んでくれると嬉しいです！ (2018年6月14日 21時) (レス) id: 87ca302a37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：☆あいねこ☆ | 作成日時：2018年2月6日 20時
