【名探偵コナン】殺人探偵と東西の名探偵【文スト 外伝】

17話 ページ21

コナンside

Aさんが、急に黙り込んで話しかけたら見事にはぐらかされてしまった

安「はぐらかされてしまいましたね」

Aさんが蘭たちと喋りに行ったのを確認して、安室さんと、服部がこっちに来た


服「なぁ二人とも、あの四人なんかおかしくないか？」

服部が少し真面目な顔をして言ってきた

コ「確かにさっきから行動に対して違和感があるな」

安「えぇ、一つ目になんで辻村さんは綾辻さんの後をあんなに慌てて追いかけたんでしょう？


それに、坂口さんもまるでAさんを監視しているような感じですよね」

三人で考え込んでいると

坂「別に大したことじゃないですよ」

後から気配も無く突然坂口さんが話に入ってきた

服「うわっ!!!

気配も無く急に入ってくんなや、驚いたやないか」

坂「すいません、気配を消していたつもりはなかったのですが、皆さんの考えていることで変に思われて後々面倒になるのはごめんだったもので」

安「では、何故あのような行動をしていたのか教えて貰っていいですか？」

安室さんは少し警戒したようにきいた

それに対し坂口さんはメガネを押し上げ答えた

坂「あの二人はよく独断行動が多いんですよ

なので、一瞬でも目を離してしまえばすぐにどこかへと行き、僕たちがいくら探してもあの人たち自ら帰ってきてくれないと見つからないんです

そういったことを避けるため、普段から二人一組で動くことを基本としているんですよ」

そこまで言うと坂口さんは今までの苦労を思い出したようにため息をついた


この人もだいぶ苦労してるんだな


俺と服部が坂口さんに同情している際、安室さんだけはまだ少し警戒していた


安「最後にもう一つ質問をいいですか？」


坂「どうぞ」


安「僕たち一度どこかでお会いしたことはありませんか？」


その瞬間この場の雰囲気が、ガラリと変わった


坂口さんの眼鏡の奥から覗く目は、安室さんだけを捉えていた


暫くの沈黙のあと坂口さんが口を開き

坂「いえ、会ったことはないと思いますよ

僕みたいな平凡な顔はよくいますから、見かけたとしたらそれはきっと他人の空似でしょう」


言い切った後、安室さんは暫く坂口さんを見ていたがやがて

安「そうですね、どうやら僕の勘違いのようです

おかしなことを言ってしまいすみません」


と、いつもの笑顔に戻っていた



ーーー

暫くの間更新が止まってしまいすみません！

作者はただ今受験生なので3月くらいには安定して更新できます

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