たった1人のお姫様 (ページ15)

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渡辺「んで？ふっかは何悩んでんの？」

つまみを食いながら聞いてくる翔太
呼んでないはずだけど…
それどころかラウールを除く成人済みのメンバーが揃っていた

深澤「いやさー、そのー」

宮舘「Aちゃんとなんかあった？」

うっ…大正解です

岩本「その顔を見ると正解って感じだな」

渡辺「フラれたのか？」

俺何も言ってないよね？

渡辺「え？ガチ？」

心配。というよりも面白そうに笑う翔太

宮舘「翔太。ちょっと黙って」

舘さんの一言に
おちゃらけた雰囲気だった翔太も一瞬で静かになった

目黒「Aちゃんってあの綺麗な子ですよね？」

阿部「そうそう
ふっかにはもったいないくらい出来た子でね？」

佐久間「料理もできて、気配りもできる。
それに美人！なんでバケモノを選んだのか」

深澤「おい、バケモノじゃねーわ」

向井「俺とめめは一回ぐらいしか会うた事なかったんやけど、俺の話もな？嫌な顔ぜずずっと聞いてくれたわ」

阿部「そういえば人見知りの康二が珍しく人見知りしなかったよね？

向井「せやねん。
ふっかさんの彼女さんやったからかなー？
なんかふっかさんとな？雰囲気似てて喋りやすかったんよ」

岩本「で？その様子じゃ原因はふっかにあった。って感じだけど」

一斉に注がれる7人からの視線
目の前の飲み物を一口飲み口を開いた

深澤「多分だけど浮気がバレて、
もう限界って言われて出ていかれました」

阿部「うっわ。最低」

向井「そりゃAちゃん悪くないわ」

深澤「分かってる。分かってるんだよ
俺が悪いことぐらい」

渡辺「でもさー、ふっかの浮気なんて初めてじゃねーだろ？なんで今なの？」

もうそれ以上言わないでくれ
突き刺さる視線。耐えられねーよ

深澤「…多分だけど言葉通り限界が来たんだと思う。

俺だって悪いとは思ってたよ？
けどさ？なんつーか…こう。スリルっつーか
気付いたらホテル的な」

阿部「ドン引きだわ」

目黒「ふっかさんないわ」

佐久間「Aちゃん可哀想」

向井「ラウールがおらんくてほんま良かったわ」

うん。冷静に考えてみたら。
いや、考え無くてもわかるありえねーって

岩本「ふっかはさー、どうしたいの？」

深澤「そりゃー、Aと会いたい」

岩本「会ってどうするの？
その時だけ言葉繕って、元に戻って…
また同じこと繰り返すの？」

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