PRODUCE X 101

ep.14 ページ18

.

.









『 んッ...、ここはどこ...？ 』







目を覚ますとレッスン室とは違う天井、周りにはベッドや薬みたいなのがある。



ああ、ここは医務室か。



重たい体を少し起き上げると僕を囲むようにしてベッドで寝てるTo My Youthチームの皆が。







st「 あ、A練習生起きた？丸一日寝てたわね。ウンサン練習生が慌てあなたを運んできたわ「 ヒョンが倒れたんです...！ 」って急ぎ足で。」






ああ、ウンサンに悪いことしたなあ。



またいつか美味しいものを奢ってあげないと(苦笑)







sj「 ん...、A起きたのか...？え？！Aが起きてる？！おい、ウソク,ジヌ,ビョンチャニ,ミンギュ起きろ！ 」



bc「 なに、セジニヒョン朝から大声出してってA？！ 」



ws「 2人して大声出すなよ...、Aが起きてる...。」



mg「 んッ...？あ、Aヒョン！おはようございます。」



jn「 Aヒョン...！(泣) 」



『 ジヌや〜、泣かないで〜。』







泣きながら抱きついてくるジヌと安心してか少し落ち着いた表情を見せるヒョン達。



また迷惑をかけてしまった...。







ws「 体調の方は大丈夫なのか？もう。」



『 あ、今は大丈夫です。寝てスッキリしました。』



sj「 そっか、よかった。あのさA、今からする質問にウソ無しでちゃんと答えて。お前さ夜中に部屋抜け出して練習しに行ってそれで睡眠時間2〜3時間になってたでしょ？ 」



『 え、なんでそれを...。』



bc「 やっぱりそうだったんだね。ジヌが教えてくれた。」



jn「 僕、物音とか結構敏感で毎晩誰かが宿舎の部屋のドアを開ける音で目が覚めてたんです。で、その開ける音がしたときはAヒョンが居なくなってたから...。」



ws「 Aは自分で溜め込みすぎなんだよ。」



bc「 自分が思っている以上に出来てるんだじもっと自信持ちなよ。」



sj「 一緒に音取りしたときにAが出来ないって言ってた所、俺が聞いた時普通に出来てたし。」



jn「 僕はヒョンの歌声が大好きです！ 」



mg「 ヒョンが音取りしよって誘ってくれた時出来てるのにするなんてスゴいなあって思っちゃいました...。」








メンバーの暖かい言葉を聞いていると我慢していた涙が溢れてくる。



人の前で泣いたのは何年ぶりだろうか。



次の日目がパンパンで大変だったんだけどね...(苦笑)









.

.

ep.15→←ep.13

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す