犬が飼いたい ページ37
最近気づいたことがある。
みんなが家に来たりして恐ろしく1人が虚しいのだ。
子供の時はおじさん達が飼ってた犬がいたので、帰ってきても1人のことはなかった。
もともと動物が好きだった。でも一人暮らしとなると動物飼いたい欲よりどこか出かけようとか、マスターのお手伝いしようとかに頭がいってしまい…
結局動物は飼っていなかった。
「犬飼いたい」その話をフジさんにしたり毎日来るキヨさんにしたりした。とにかく1人が虚しいんですって言ったら俺と住もうとか言い出すんでとりあえず断っといた。
ふらっと寄ったペットショップの中には子犬がいっぱいいた。
めっちゃ可愛い、なにあのポメふわふわっ。チワワも可愛いなぁ。はぁーここに居るだけで幸せなんだけどw
fj「でさ……」
ky「…前さすがに…」
あれ、フジさんとキヨさんだ。こっそり話聞いてみようかな。
fj「んー、この犬とか可愛くない？」
ky「俺はA猫の方が好きなんだけど」
fj「Aちゃんの猫の話はしてねぇべや」
店員
「良かったら抱っこしてみますか？」
fj「い、いえ。大丈夫です」
前に動物に嫌われてたって言ってたのに動物見に来たんだ。やっぱフジさん自身は動物好きなんだろうな。
ky「もー帰らねぇか？別に見に来ただけだろ？」
fj「わかったよ…今度は連れてくるから」
あの人ほんとにonとoff激しい人だなぁ
それにしてもなんで来たんだろ、そっちの方が気になる…
『…』
ちょっとメールしてみよっかな
A
〈フジさん、さっきペットショップいました？〉
フジ
〈いたけどどうして？〉
A
〈わんちゃん見てた時にフジさんっぽい人がいたので確認です。〉
フジ
〈キヨも見てたなら絶対俺だわw〉
A
〈ですよねwなんでいたんですか？〉
フジ
〈んー、ちょっとね〉
その後も詳しく話してくださいって言ったのにはぐらかされた。一体なんだったんだろ
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作者名：えな吉 | 作成日時：2019年6月24日 0時
