コウモリが13羽 ページ16
〜結斗と離れて探偵社に戻った太宰達〜
敦「ただいま、戻りました…………」
福沢「どうだった?」
敦「あっ、えっと……」
太宰「僕が話すよ………社長、乱歩さんも呼んでください」
福沢「分かった。」
太宰の意図を読んだ福沢は、気を使い人払いをする為、太宰と乱歩以外の社員を有給にした
福沢「して、太宰、どうだった?」
太宰「私達が、行った時には、遅くて者の抜け殻でした………」
福沢「依頼人の探し人は殺されたのか?」
太宰「それが、多分、生きていますし怪我もないでしょう、マフィアに連れ去られたorついていった……ですかね」
福沢「その理由は………」
太宰「依頼人の表情です。普通だったら、泣き崩れて、立てなくなっても可笑しくはありません。それ程、依頼した時に危機感が漂っていました。生きてると分かってるからでしょう」
福沢「成程、して依頼人は?」
太宰「1人にしてほしいと………多分、マフィアに行きましたね………」
福沢「もし、連れ去られた先ならば、拷問を受けてもおかしくはないと思うが?」
太宰「それについては、私よりも福沢さんの方が知っていると思いますが?」
福沢「どういうことだ?」
江戸川「依頼人が探してた人の名前………」
さっきまで、お菓子を食べていた乱歩が口を挟んできた
福沢「名前…………A・ヴァンパイア………もしかして………」
江戸川「やっと、分かった?」
福沢「成程、A先生ならば問題ないな…………しかし、乱歩が知っていたのは分かるとして太宰は?」
太宰「僕は森さんの所にいた時に合ったし話を聞かされていたからね」
福沢「成程………しかし依頼人もマフィアへ行ったのなら危ないのでは?」
江戸川「大丈夫だよ、あの人、そのAの従者だし?異能も強いからね。後、こっち来るよ。」
福沢「本当か?」
江戸川「うん、後10秒〜」
福沢「なっ!?」
福沢は、慌てて部屋を出た
江戸川「…………太宰、Aが吸血鬼なのはしっているかい?」
2人だけになった部屋で乱歩は、そう言った
太宰「はい……「吸血鬼物語」に出てくる男性の事ですよね」
江戸川「そうだよ、敵だと思うかい?」
乱歩は試すように言った
太宰「それは、ないと思います。あえて言うなら中立、色んな組織と深くも浅くもない関係があると思います」
江戸川「うん、そうだね………」
福沢達が入ってきて、そこで話は中断された
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作者名:ミントカラー | 作成日時:2020年5月16日 11時