プロローグ ページ2
???「昔々、深い森の奥に大層美しい男の子が住んでいました。その男の子はライラ・ユーブという名前でした、ライラは幼い頃に両親をなくしていましたが、両親の遺産のおかげで充実した暮らしをしていました。
ある日、ライラは花を摘んでこよう、と花畑へ出掛けていきました。花畑には色取り取りの花が咲き誇り、ライラは夢中で花を摘みました。気がつくと殆ど日が沈んでおり、ライラは帰ろうとしました。しかし、暗くてお屋敷へ帰る為の道が分からなくなってしまいました。ライラが途方にくれていると「やぁ、坊や、どうしたいんだい?こんな時間に彷徨いていたら狼に襲われてしまうよ」と、男性が声をかけてきました。その男性は、この世の物とは思えない程、美しい姿をしていました。
ライラ「……………」
その美しさに少々見惚れてしまい、ライラは何も答えることができず固まってしまいました
男性「えっと、大丈夫?怖くないよ。何があったのか話してくれないかい?」
固まってしまったライラに男性は怖がられたと思ったのか優しい声音でもう一度聞いてきました
ライラ「…………あっ、えっと暗くてお屋敷への帰り道が分からなくなってしまって」
ライラは、やっと我に返りそう答えました。すると、急に体が浮き上がりました。驚いていると「あそこの森の奥にあるお屋敷かな?」と、男性が問いました。そこでライラは自分が、抱えられていることに気がつきました。
ライラ「は、はい……そうです」
ライラは、申し訳なさそうにそう答えました。
男性「分かった」
男性はそう答えて迷いもなく歩き始めした。
ライラは、あったばかりのこの男性と一緒にいたい。そう思いました。何故なら、ずっと一人ぼっちだっからです。お金があってもご飯があっても、充実はしましたが本当の幸せは感じられなかったのです。人にうえたライラは、誰でも良いから、一緒にいてほしかったのです。
このまま、お屋敷に付かなければ良いのに………
ライラは、そう願いましたが叶うわけもなく、直ぐにお屋敷についてしまいました。
男性「今度からは日が暮れる前に帰るんだよ」
男性は、そう言って帰ろうとしました。
ライラ「あ、あの!ありがとうございました。よければお名前を伺っても良いですか?」
男の子は男性を引き留めそう言いました
男性「あぁ、僕はAだよ。A・ヴァンパイア」
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作者名:ミントカラー | 作成日時:2020年5月16日 11時