＃５８ ページ8
その夜。
prrrrr、と鳴り響く携帯。
あ、剛典が言ってた通り凌くんから掛かって来た。
「・・・もしもし。」
凌『あー、Aちゃん。今夜開いてる？』
「あー・・・今日は無理・・・」
凌『そっかー・・・ならごめんね、バイバイ。』
「はーい。」
無理って言っても何も無いけど。
ソファでボーっとしていると、
玄関のチャイムが鳴った。
「こんな時間に誰だろ。」
ポツリとそう呟いて玄関のドアを開ければ
そこには男どもが。
思わず無言でドアを閉める。
けれど、足を挟んで来て、締め切る事は出来なかった。
健「ちょーっと待ったぁ！！！
親睦会も兼ねてAんちで飲み会したいんやけど。」
「・・・今凌くんの誘い断ったのに。」
岩「やっぱアイツ掛けたか、」
Ｅ「あ、お酒少ないじゃん！！俺買ってきまーす！！」
「って何入ってんの、ELLY！」
健「ヨッシャ入るでー！！」
「あ、ちょっと・・・あーもう！！」
躊躇もなく入って行く健二郎、
その後ろについて行く三代目メンバー。
岩「なんか・・・ごめん。」
「何で謝るの。」
岩「一人になりたかったかなーって・・・」
ただただ、二人で前を見ながら。
決して、目を合わせること無く話した。
健「何しとん！！早くしいや！」
「はいはーい。」
何勝手に寛いでるんだか。
「勝手な事したら追い出すからね。」
健「せや！！あれ見ようや、あれ。」
「どれ。」
健「Aのラジコンコレクションと釣り竿コレクション！！」
「やだ。」
健「何でやー。」
「何で見せなきゃなんないの。」
健「えぇやん、別に。」
臣「俺見てみたい！！」
今「俺も俺も！」
直人「皆見たいんじゃない？」
「「「はい！！」」」
そう元気良く返事したのは、
剛典以外の６人。
直人「岩ちゃん乗り悪いぞー(笑)」
岩「そうっすか？(苦笑)」
健「取りあえずコレクション持ってこーい！！」
「はぁ・・・」
面倒・・・・
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 148人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：PIG BONE | 作成日時：2015年11月14日 11時
