＃５４ ページ4
洗面所で髪を乾かしながら思う事。
「・・・やっぱり冷たすぎたよね。」
それは、やはりさっきの対応について。
謝りのメール入れとこうか・・・
凌くんは酔ってたみたいだし・・・
春花ちゃんか美波ちゃん？
それとも・・・剛典？
それならいっそ、３人に送るか。
よし、そうしよう！！
こうなったら行動が早い私。
同じメールを３人に送る。
春花ちゃんと美波ちゃんから、すぐに返信が来た。
剛典からはない、か・・・・・
まぁいいや。
ビール飲んで寝よ。
そう思って冷蔵庫から一缶、ビールを取りだした。
テレビをつけて一口飲むと。
メールが来たと知らせる音。
「・・・剛典。」
“返信遅くなってごめん。
さっきの事は、心配しないで。
凌が行くっつった時から嫌な予感はしてたから。
ホント、凌の事ごめんな。
ところで仕事、忙しいみたいだな。
頑張りすぎて倒れんなよ。
じゃあ、おやすみ。”
長いな、(笑)
最後に心配するところ、変わってない・・・
あぁ、駄目だ・・・
涙が溢れて来る。
こんなんじゃ、美味しいビールも不味くなるじゃん。
責任、とってよ・・・剛典。
ねぇ・・・
.
.
Love me once again...
もう一度、私を愛して。
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作者名：PIG BONE | 作成日時：2015年11月14日 11時
