＃７８ ページ28
剛典が店の前で降りて、
車にマネージャーと2人になった。
マネ「で、Aは岩ちゃんの事どう思ってるの？」
「はっ・・・？」
マネ「メンバー皆、2人の事怪しんでるよ。」
「へー・・・皆、ですか？」
マネ「うーん、あ、健二郎以外だ。」
だよね、ビックリした。
健二郎、忘れたのかと思ったよ。
マネ「よし、着いた。」
「ありがとうございました。
失礼します。」
車を降りて、マンションへ入っていく。
何か、疲れたなぁ・・・
家について、
ソファに飛び込む。
「んー・・・
眠い・・・｣
今にも夢の中にいきそうな私の耳に、
うるさい位に鳴る携帯。
「もー、誰・・・」
バッグを手繰り寄せ、携帯を取り出す。
「けんじろーか・・・出なくて良いや。」
携帯を手に持ったまま、そのまま寝てしまいそうなんだけれども。
なかなか寝ることが出来ない。
原因は、未だに鳴る携帯。
「もー、何・・・うるさいなぁ。
寝させてよ・・・」
健「うっさいなぁ、何メール無視してくれとんねん。」
「良いじゃん、気が変わったし。
てか、はっきり言ってどうでも良いし。」
健「ウグッ・・・ええやん！！
何やねん、結果ぐらい聞かせんかい・・・」
「てか、剛典に聞きゃぁいいじゃん。」
健「やって岩ちゃん口割らへんねんもん！！」
「あっそ、じゃあ一生モンモンとしてれば？
じゃあ、私シャワー浴びるから。」
一方的に電話を切って、言った通りシャワーを浴びに風呂場へ。
お湯溜まるのなんか待ってられないよ、もう。
大体ね、事故ってキスしたとか、
健二郎になんか絶対言わないんだから。
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作者名：PIG BONE | 作成日時：2015年11月14日 11時
