＃７５ ページ25
食事の後、
鈴音の連絡先を聞いて
個室を出た。
岩「あ、俺払う。」
財布を出そうとすれば、
そう言われる。
この後は、私は撮影の後に帰れるな。
この後の予定を思い出しながら店を出ると、
店の近くにマネージャーの車が停まっているのを見つけた。
車に近づいて、窓をたたくと窓が開いてマネージャーが
私に乗る様に促した。
マネ「あ、岩ちゃんも乗ってく？
確か同じスタジオで撮影あったよね？」
岩「え、まぁはい。」
マネ「よし、二人とも後ろに乗って！」
何だか楽しそうなマネージャーに言われ、
二人で車に乗り込んだ。
マネ「で、二人で何してたの？(笑)」
「何って・・・別に、健二郎が店に入ってすぐにどっかに行って、
その後二人で食事してただけですよ。」
マネ「その健二郎に、二人に何かがある予感・・・♡
って言われたんだけど(笑)」
「何それ、意味分かんないですよ(笑)」
マネ「えー、何もなかったの？」
そう言われ、思わず横に居る剛典を見た。
そこには、顔を抑えてズルズルと下に滑る剛典。
マネ「その様子じゃあ、あったみたいだね(笑)
何があったの？聞かせてよ(笑)」
「何って・・・えと、そのー・・・」
岩「あくまで、事故ですから・・・、」
マネ「えー、何々、何したの！？」
「言わないといけないんですか？」
岩「・・・言わなくて良いよ。」
そう言い、倒れこんだ剛典。
倒れこんだ剛典の頭が
太股の上に乗っかってる。
顔を腕で隠したと思えば、
秒で寝た剛典。
髪が当たってこしょい。
それよりも心臓、
持つかな。
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作者名：PIG BONE | 作成日時：2015年11月14日 11時
