＃７２ ＄剛典 ページ22
Aに続いてジムへ入ると、
メンバーが不自然な形に並んでいた。
訳が分からずに棒立ちになっていると
健二郎さんに呼ばれ、そっちへ行った。
その間、臣さんはAの正面に立った。
健「どういう流れか分かれへんねんけど、
臣が告白するらしいで。」
岩「・・・そうっすか。」
たとえ、Aが臣さんの告白をOKしたとしても、
俺は、絶対にAの心を奪って見せる。
そう思った時、
遂に臣さんがその思いを言葉にしてAに伝えた。
黙り込んだAの胸の内は分からないけど、
臣さんがAの事を好きだって言う事に驚いてるんだろうな。
隆二さんの話を聞くと、臣さんが自分の事を好きだなんて
一ミリも思ってないようだったし。
「・・・臣には申し訳ないけど、
それは出来ない。ホント、ごめんね。」
静かにそう言ったA。
それに対し、だから言ったじゃないですか！！
と、後ろにいたEXILEのメンバー数人に言った臣さん。
健「良かったな、岩ちゃん。」
岩「A、誰が好きなんでしょうね。」
そう言いながらAを見ると、
さっき俺が渡したプレゼントをギュッと握りしめた。
隆「それ誰に貰ったの？！」
「え、こ、これ？言わなきゃだめ？」
哲「知りたい！」
「・・・た、」
「「「「「た？」」」」」
俺と健二郎さん以外が聞き返した。
不安そうにこっちを見るA。
微笑みを返せば、頬を赤く染めて
「剛典・・・」
そう言った。
隆「岩ちゃんやるねー！！いつ買ったの？！」
岩「何でそんな事言わないといけないんですか。」
哲「いいじゃぁん♡」
キモいっす、哲也パイセン。←
キツイっす、それ。
健「岩ちゃん、もう敵おらんで(笑)」
岩「そうですかね。」
俺は、一人でトレーニングを再開した。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 148人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：PIG BONE | 作成日時：2015年11月14日 11時
