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カレーを食べ終わり。
特にする事もなく、お風呂を洗う。
そして、お湯をためる。
さぁ、何をしようか。
そうなるんですが、やっぱり無になる時間も欲しいわけで。
ソファの上でボーっとしていると、
お湯が溜まった。
さて、お風呂に入りますか。
そう思って立つと。
部屋中に鳴り響く携帯。
こんなときに電話なんて・・・
「タイミング悪すぎ・・・」
そう呟きながら相手を確かめると、ソレは凌くんで。
いいや、無視しとこ。
何か猛アタック受けてるけど私、凌くんの気持ちに答えることはできないし。
そう思いながら、電話の音を無視して服とタオルを持って脱衣所に向かった。
ずっと、リビングでしつこくなり続く携帯。
しぶとすぎ、凌くん。
そろそろ諦めなさいよ・・・
私、もうお風呂入るから。
近所迷惑だから。
私がお風呂に入る頃に切れた音。
安心してお風呂場へ。
サーっとシャワーを浴び、
体が綺麗になったところでお風呂に入った。
静かになったその場に、お湯のチャポン、という音だけが響く。
あまりにも気持ち良くて、そのまま寝てしまいそうで。
思わず瞼を閉じたとき、ピーンポーンと、なった。
人のリラックスタイム邪魔すんのやめなさいよ、誰かさん。
その後、何回も連打されるチャイム。
人の邪魔しといて急かすとは失礼な・・・
これでも、十分急いでるんだけど。
服を着て、頭をガシガシと拭きながら玄関の扉を開けると。
そこには数人の影。
凌「遅かったねー、待ちくたびれたよ。
電話も全然でないし。」
「・・・人の邪魔しといて文句か。」
岩「り、凌。ほら、お風呂入ってたんだよ。
忙しくて疲れてるだろうから辞めとけっていったじゃん。」
凌「えー?そんな事無いよね?」
「私も人間ですし。」
そんな事あるんだよボケ。
春花「ちょっと、凌酔いすぎだから!!
ホント、ごめんねAちゃん。今日は帰るから。」
「あ、うん。気をつけてね。」
美波「また今度のもうね。」
「うん。じゃあ、事故に遭わないでね。」
凌くんの背中を押しながらエレベーターの方に行った皆。
ていうか、あの4人仲良いな・・・(笑)
てか、ちょっと冷たすぎたかな・・・
反省。
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作者名:PIG BONE | 作成日時:2015年11月14日 11時