＃６８ ＄剛典 ページ18
「・・・剛典？」
岩「っあ、ごめん・・・」
Ｅ「岩ちゃんごめん(笑)強すぎたね(笑)」
岩「ほんとだよ、ELLY。
ビックリしたぁ、マジで。」
隆「どうだった？上からの眺め♪」
岩「はっ？！そんな事言う訳ないじゃないですか！！」
臣「えー、俺にだけ教えて？」
そう言いながら上目遣いで俺を見てくる臣さん。
岩「だーめーでーすー！！」
隆「メッチャ必死(笑)」
「ねぇ、そう言えば剛典が劣勢とかナントカって・・・
どういう事？」
健「ソレはなぁ・・・まだ聞かんであげといてや(笑)」
「んー、仕方ない。気になるけど聞かないであげておこう。」
・・・Aの上からの眺めの可愛さを知ってるのは、
俺だけで十分。
命かけてでも、臣さんには負けない。
絶対に、Aは誰にも渡さない。
・・・渡すってか、
まだ俺のじゃないけど。
健「ヨッシャ、もう帰るで。誰が払う？」
「ここは最年長の健二郎でしょ。」
健「いや、Aやない？一番金持ってそう。」
臣「うわ、健ちゃんサイテー。女子に払わせようとしてるし。」
「よし、罰として健二郎一人で払って。」
割り勘にしようと思ってたのになぁ、と呟くA。
岩「ちょっと健二郎さん、Aの優しさ台無しにしましたよ(笑)」
「バーカ、健二郎には今後一切奢ってやんないから。」
Ｅ「今後一切(笑)」
「そう、今後一切。」
臣「絶対的に回したくないなぁ、Aは。」
岩「とりあえず、会計してください。」
健「仕方ないなぁ・・・今日だけは奢ったるか。」
「いぇーい。」
無邪気に笑うAは、
誰よりも光って見える。
臣さんとAが同じタクシーでマンションへ向かうのを見送った。
健「岩ちゃん、この後まだ行けるやろ？」
岩「え、まぁはい・・・」
健「よし、じゃあ行くか。」
そう言った健二郎さんが、
俺の手を引いて歩き出した。
健「隆二とELLYまたなー！！」
きらっきらの笑顔でそう言った健二郎さんは、
俺とAの何を知っているのだろうか。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 148人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：PIG BONE | 作成日時：2015年11月14日 11時
