＃６６ ページ16
剛典と、二人きりになる暇もなく
いつの間にやら時は経ち
今日はもうクリスマスイブ。
健「A、予定ないんやろ？」
「んー、まぁね。」
Ｅ「じゃあ飲みに行こうよ！皆で。」
臣「良いね！！」
Ｅ「岩ちゃんも行くよね？」
岩「え、あぁ、うん。」
健「っしゃー！行くでぇ！！」
「健二郎うるさい。」
そんなこんなで飲み会をする店に行った。
「「「かんぱ〜い！」」」
6つの酒を持った手が、机の上に出されて
威勢のいい声があがった。
喉を通す酒はもちろん、レモンサワー。
隆「にーくっ、にーくっ、」
Ｅ「にーくっ、にーくっ、」
肉を連呼する隆二とELLY。
「あー、もううるさいなぁ。焼いてあげるから黙って！」
臣「やっさし〜♪」
「でしょ〜？さすがだわ、私。」
健「自分で言うと台無しやわ(笑)」
「ほれほれ、いっぱい食べろー！」
隆「うぇーい！」
皆盛り上がる中、妙に大人しい剛典。
「・・・どうしたの？肉、食べないとなくなるよ？」
岩「あ、うん。」
「はい、これ。」
何気なく渡した肉は、昔から剛典が好きな部位。
岩「・・・ありがと。」
笑顔で美味しそうに肉を頬張る剛典。
隆「ちょっとー、二人ってそういう関係なのー？
そうならそうって早く言ってくれればいいのに〜。」
「へ？何の事？」
隆「えー、付き合ってんじゃないの？」
健「んな訳あらへんやん。
もしそうだとしたら聖なる夜に
何で俺らと一緒にココに居るん。」
隆「・・・確かに。」
「バーカ(笑)」
ふと、悲しそうな表情の剛典が視界に入った。
どうしたんだろうか。
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作者名：PIG BONE | 作成日時：2015年11月14日 11時
