＃６４ ページ14
剛典の腕から離れて、リビングへ来た。
けれど、そこには散乱するゴミと、
気持ちよさそうに寝る皆の姿があった。
「もー・・・どうなっても知らない。」
毛布は掛けてあげたいんだけどね・・・
「こんなバラバラに寝られてもなぁ・・・」
毛布の掛けようがないよね。
「いいや、ほっとこ。」
とりあえずゴミ片付けるか。
布団の中で剛典までもが寝たのには気づかずに、
私は片付けを始めた。
片付けが終わり、寝室へ行ってみれば
剛典も寝ていた訳で。
「はぁ・・・みんな寝ちゃった。」
どこで寝ようかな。
そんな事を考えながらも、
私はベッドに座って、剛典の頬を触っていた。
気持ち良い・・・
「お風呂・・・」
沸かしてこよう。
やっぱどこで寝るとかの前にお風呂に入んないと。
その内お風呂が沸いて、寝室で下着と部屋着を選んでいると。
岩「んっ、、、、A、、、」
さっきの行動と言い、言動と言い・・・・
期待させるような事ばっかりしないでよ・・・
離れらんなくなっちゃうじゃん。
気持ちを抑えつけるように胸に手を当てて、
風呂場へ向かった。
ていうか、危険だな。
リビングには男が６人寝てて、
寝室には剛典。
まぁ、リビングの方は酒が入ってるから大丈夫だろうけど。
「誰よりも好きなのに・・・
誰も知らないmy love to you・・・か。」
“君だけを見ているよ”
まさに、そう。
剛典だけを見てる。
お風呂を出て、髪を拭きながらリビングを見れば
若干寒そうにして寝る皆の姿。
ボーカル二人には毛布掛けてあげるか・・・
.
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作者名：PIG BONE | 作成日時：2015年11月14日 11時
