＃６１ ページ11
トイレに行った剛典は
泣いていた。
声で分かるし・・・・
泣いてるのかどうかなんて。
馬鹿にしないでよ、私のこと。
それだけ・・・・
それだけ剛典の事が好きなの。
剛典を連れて行った部屋は、
泣きたくなった時に閉じこもる部屋。
健「岩ちゃんどーしたん？」
「んー、体調が良くないみたいだから寝てる。」
直人「えー、大丈夫なの？」
「はい。」
直己「心配だから見に行ってみる？」
「えっ？！」
今「あ、良いっすね！！」
えっ？！
やばい、ベッドに寝てないって。
「や、見に行くほどじゃないですから。
ていうか、一人になりたいでしょうし。」
臣「でもさー、やっぱ心配じゃん？」
「ちょ、ちょっと待って！！
本人に聞いてくるから！！
ね？大人しく待ってて？」
こうして、なんとか事態を回避し
剛典の元へ。
「たっ、剛典っ！実はね・・・」
岩「え・・・ありがた迷惑だな・・・」
「でしょ？」
岩「・・・取りあえず、誰がいつ来ても良い様にベッドで寝ておかないと。」
「そっか・・・・」
それから、剛典を寝室へ連れて行き、
リビングへ戻った。
Ｅ「岩ちゃんなんて？」
「ん、ありがた迷惑だって。
来なくていいって行ってた。」
臣「ハッキリと言ってくれんじゃん(笑)」
直人「ホントホント(笑)復活したらトレーニング倍だな。」
え、病み上がりの奴にもトレーニング倍させんの？！
てか、そもそも剛典病人じゃないし。
今更かってな。←
健「Aー、口に出とるでー。」
「何が？」
健「てか、そもそも剛典病人じゃないし。
今更かってな。
って何やねん！！俺らの事騙しとったん？」
「ちっ、違うよ〜、聞き間違いでしょ。
健二郎耳遠くなったんじゃない？
おーい、おじいちゃん聞こえますかー？」
健「遠くなっとらんわ！！
失礼なやっちゃなぁ・・・」
よし、取りあえず疑いは晴れた・・・・
健「まだ疑っとるからな！！」
チッ、頑固者め。
.
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作者名：PIG BONE | 作成日時：2015年11月14日 11時
