＃５２ ページ2
路肩に車を止め、
砂浜へ足を進める。
9月の太陽が照りつける中、
吹き付ける潮風が気持ちがいい。
腕を広げ、目を瞑って風を受けてしばらく。
次々と歌詞が浮かんでくる。
慌ててノートを開き、一心不乱に文字を連ねていく。
あー、出尽くした。
そう思って立ち上がり、車に戻った。
太陽の熱により暖まった車内に入り、エンジンをかける。
車を再び走らせる。
しばらく車を走らせ、家の近くのマンションへ寄った。
今夜は何にしよっかなぁ〜・・・
カレー、食べたいなぁ。
うん、よし。
カレーにしよう。
足りないものを買って、家へ戻った。
あー、良い気休めになったなぁ。
そんな事を考えながら鼻歌を歌う。
あー、今日喉の調子悪いや。
全然思うようにいかない(笑)
まぁ、仕事なくてよかったよね。
買ってきた食材を冷蔵庫に入れ、リビングへ。
そしてテレビを見る。
いろんなアーティストのパフォーマンスを見て、
色々な事を、勉強。
歌い方何かを真似したり。
あの2人と同等の歌を歌わなければならないから、
日々の練習は欠かせない。
一息ついて、夕飯を作り始める。
その間も、やっぱり歌っちゃう。
苦手な曲歌ってみたりしちゃって。
あー、やっぱ苦手は克服しないと・・・
いつ2人に迷惑かけるか分かんないー(笑)
あー、でもボーカルになるって決めてよかった。
今、すっごい充実してる。
心も体も健康的だよ、今。
・・・多分。
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作者名：PIG BONE | 作成日時：2015年11月14日 11時
