1話 ページ2
安澤side
岩ちゃん、岩ちゃん
なんて、及川君の真似をしてみる
呼んでも、来てはくれないのに
ほら、今だって
｢あー、あの子岩泉君と帰るのかなぁ｣
最近岩泉君と仲のよろしい女子
綺麗系で大人しい子
私とは思いっきり(？)かけ離れている
｢けっ、世の中顔ってか!?｣
ガンッと何となく松川君の椅子を
軽く蹴る
松川｢悪いな杉村、じゃ俺部活のじゅんび、｣
｢あ｣
あら、悪いタイミングで来るのね貴方
やべーよ、どうするよ
松川｢はぁ、あんなぁ精神参ってるの
は分かるけど友達の椅子に八つ当たり
するのはヤメマショーネ｣
｢す、すみましぇん｣
松川｢んー？聞こえなーい｣
｢い、いひゃいでひゅ｣
近くまで寄ってきてほっぺをふにふに
して遊ぶ松川君
まぁこれもいつもの事だ
周りからはこの光景を見てはマジで
付き合ってないのか？とよく聞かれる
松川｢はは、やわらけ｣
｢そういうのは好きな子にして下さい｣
松川｢してるけど｣
｢ならいっか、はぁ!?｣
冗談ね！冗談やめてくれる!?
今私超絶叶わない片想い中なの！
松川｢冗談じゃねーよっつーことで｣
｢人の心勝手に読まないでください
そして離れろ｣
松川｢あらお口の悪いこと｣
距離が近い、息がかかる
なんか、なんかこういう空気もやだ
甘い空気っていうか
なんて言うか
｢松川｣
松川｢ん？｣
｢やだ.......｣
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作者名：ハルヒノ | 作成日時：2020年1月15日 19時
