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ーーー楓士雄ーーー
"今日は帰んないから！！！バカ！！！"
もう0時を回っている。
今頃、Aはむらっちのところに…
ぶんぶんと首を振って、俺はどすんとベッドに寝転ぶ。
カッとなって勝手にしろなんて、
んなこと言わなきゃよかった…
携帯を手に取り、ラインを開く。
電話すっかな…
でも…
んー…
悩んだ末、俺は "ごめん" とだけ打って送信した。
でも、返事は返ってこなかった。
ーーーー
「来てねぇか…」
昨日泰志が襲われたっていう情報が入り、
俺らは不穏な雰囲気に包まれていた。
司「ったく、電話もつながんねーし。こんな時に喧嘩なんてすんなよな。」
さっきから司が電話してるが、Aは電源を切ってるようだった。
「…悪い。」
きっと、Aはむらっちのとこにいる。
ま、それなら安全だろうけど…
俺はそのまま屋上の奥の方へ歩き出した。
そして、屋上の中階で一人、
遠くを見てる清史に声をかけた。
「なに一人で黄昏てんだよ。」
司「泰志はどーなんだ？」
清史「なんだよ、もう情報まわってんのかよ。」
「で？」
清史「あぁ。怪我は何針か縫っただけだけどよ…てか、Aはどうなんだよ？無事なんか？」
清史が唐突にAの名を出し、俺は一歩踏み出した。
「は？A？」
清史「泰志が、あの時Aも居たって。これ、Aの携帯だろ？」
え…
俺はそれを渡され、頭が真っ白になった。
清史「泰志をやったやつは全員ハゲで、見たこのねぇ制服着てたって…」
司「おい、楓士雄…」
ジャム男「な…Aさん、音信不通なんすよね？…ヤバいんじゃないですか…」
A…
うそだろ…
清史「は？どういうことだよ…」
清史がわなわなと怒りの表情を俺に向けた。
うそだろおい…
中越「楓士雄さんっ！！！！！」
思考がまとまらないまま、中越たちが突進してくる。
中岡「うちのもんがここにくる途中、ハゲ軍団に襲われて頭割られましたよ…」
中越「で、こんなもん預かってきやがった…」
嫌な予感がする。
「ジャム男。」
ジャム男を呼び、中越が持ったいた紙を読ませる。
ジャム男「商売を邪魔する奴は全員潰す…鬼邪高の馬鹿ども…女は人質だ…明日、まとめて蹴りをつける…っ」
司「鳳仙…？」
くそ…
Aが…
俺は拳を強く握った。
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ななし(プロフ) - maschera0411さん» みなさまコメントありがとうございます！続編、書きはじめちゃいました！よろしくお願いしますっ！ (2020年1月13日 16時) (
レス) id: 6a3e7ad6c9 (このIDを非表示/違反報告)
maschera0411(プロフ) - 楽しく拝見させていただいてます。続編……楽しみにしてますね (2019年12月5日 14時) (レス) id: 0853a8ef5d (このIDを非表示/違反報告)
ななし(プロフ) - つばきさん» 素敵なコメントありがとうございます！とても嬉しいです。私も最後まで読んでいただけて幸せです。今は中編はじめたので、そちらもよければお願いします。 (2019年12月1日 14時) (レス) id: 6a3e7ad6c9 (このIDを非表示/違反報告)
ななし(プロフ) - shiorimaiwwさん» コメントありがとうございます。私もなんか寂しい気持ちです。また、続編書けたら頑張りますね！ (2019年12月1日 14時) (レス) id: 6a3e7ad6c9 (このIDを非表示/違反報告)
ななし(プロフ) - 詩暢さん» 最高だなんて…ありがとうございます！嬉しいです！！また作品をお見せできるよう頑張りますね！ (2019年12月1日 14時) (レス) id: 6a3e7ad6c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななし
| 作成日時：2019年11月7日 1時
