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ーーー光輝ーーー
『すいませんでした！やる気なくなるよね。じゃあね！』
Aさんが、皆んなにもわかるくらいの声を出して、いきなり怒って出て行ってしまった。
「はぁ。」
また、竜か。
俺といるときは、こんなに感情的にならない。
あの時、キスなんかするんじゃなかった。
そんな事しなければ、今、こんな悟ることはなかったのに。
身体が勝手に動いてしまった。
Aさんをずっと見てきた。
俺はずっと。
誰も知らない頃から。
後から知ったやつなんかに、俺の思いは負けない。
そう思ってたのに……
多分、Aさんは出会った時から、
きっとあいつのこと…
何も知らない尊人が戻ってきて、「あれ？」とキョロキョロしている。
俺は下を向き、崩れたケーキをただ見ていた。
ーーー
次の日、Aさんはギリギリに教室に入ってきた。
『おはよ。』
「おはよ。」
Aさんも、俺も、挨拶してただ座る。
今日は尊人もなんだが静かにしていて、
Aさんと竜は、明らかに会話もぎこちなかった。
異様な雰囲気が俺たちを包んでいた。
ーー
選手権に向け、学校内はかなり盛り上がっていく。
そして、選手権が来週末まで迫ってきた。
俺たちも、
それぞれのチームに分かれて結託を固める。
でも、竜がいるからか、
兄弟とは少し壁が出来てしまった気がする。
昼も一緒に過ごすことはなかった。
そしてAさんも、あれから選手権の集まりには来なくなった。
陸「理事長が言うには、本番までもうAさんは顔出さないんだと。」
陸がおにぎりを食べながら、俺の横に座る。
海司「誰かさんがフライングしたの、バレてたりして。」
「っおい…！」
そう言いながら、海司は俺の弁当の唐揚げを一つ箸で横取りした。
陸「少なくともさ、尊人と竜とは気持ちよく戦いたいよな。最近、竜とお前なんかあったの？」
「…別になにもないよ。」
何もない。
直接には。
俺だって、こんな感じで選手権を迎えたくないよ。
俺だって…
そして、その日の夜、俺は竜の家を訪ねた。
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愛菜(プロフ) - こんにちは、はじめまして。お話読ませて頂きました!!竜とは無事結ばれたと思っていいのでしょうか？やきもきしながら楽しく読ませて頂きました。ご苦労様でした!! (2021年8月19日 16時) (
レス) id: ec8eca325c (このIDを非表示/違反報告)
angel(プロフ) - 付き合った後の2人が見たいです(≧∇≦)続篇お願いします！ (2019年12月20日 16時) (レス) id: 452da7dd64 (このIDを非表示/違反報告)
ななし(プロフ) - 美空さん» 一応、これでシリーズは完結になります。その先の続きは短編で書きたいなぁとは思っています！最後まで読んでいただき、ありがとうございました(*^^*) (2019年8月29日 17時) (レス) id: 6a3e7ad6c9 (このIDを非表示/違反報告)
美空(プロフ) - これで完結でしょうか？そうだとしたらお疲れ様でした！ストーリー展開にすごく引き込まれました！またプリロワで新作を作って欲しいです！本当にできたらで構いません。とても楽しませてもらいました！これからも頑張ってください！ (2019年8月29日 17時) (レス) id: c52258fc3c (このIDを非表示/違反報告)
ななし(プロフ) - ちーさん» わ！本当でしたね！気がつきませんでした(;o;)笑 ご指摘ありがとうございます！直しました(^^)完結に向けて頑張ります^_^ (2019年8月15日 1時) (レス) id: 6a3e7ad6c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななし
| 作成日時：2019年7月25日 1時
