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―――光輝―――
陸「おーい、光輝。どした？ぼーっとして。」
海司「おい陸。Aさんに決まってるだろ。」
陸「そっかそっか。」
毎日話しかけてるのに、全然進展しない。
新学期が始まって1ヶ月が過ぎようとしていた。
「すぐ帰っちゃうんだもんな。」
そう。Aさんはいつ勉強してるんだってくらい
忙しくバイトしている。
席が隣になっただけじゃ、全然変わり映えしない。
陸「そーいえば、今年の王子選手権どーする？」
海司「光輝は理事長から直々に指名あるもんな」
王子選手権か…
Aさん、興味なさそうだな。
「でるしかないだろ。仕方ないよ。」
あーあ。また距離が開いちゃうよ。
俺はとぼとぼとジュースを買いに、廊下に出た。
すると、ひそひそと声が聞こえてきた。
ん？生徒会か…
ガブリエル「今年度の選手権、我々生徒会と実行委員で進めますが、今年の実行委員は大丈夫ですかね？」
綾小路「理事長のお話では、エコノミークラスから選ぶと聞いてますよ。」
ガブリエル「それは… 心配ですね。」
綾小路「そうですか？クラスの首席がなると決まりがあるはずですが…」
実行委員？
クラスの首席…？
首席って、Aさんじゃん！！！
綾小路「準備期間は来月からみっちりですから、こちらも万全に、対応しましょう。」
ガブリエル「もちろんです。」
いいこと聞いた。
Aさんが実行委員に！
〜〜
次の日のお昼休み、校内にアナウンスが流れた。
”エコノミークラス2年 A Aさん、AAさんは、至急、理事長室までお越しください。”
きたきた。
Aさんは本をばっと閉じ、びっくりして立ち上がった。
ざわざわと教室中の視線が集まる。
騒がしくなる周囲から、すり抜けるようにAさんは教室を後にした。
「ちょっと、偵察。」
陸「なになに？尾行？」
海司「いってらー。」
俺は周りにバレないように、反対のドアから教室を出た。
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ななし(プロフ) - ゆなさん» 嬉しいです！ありがとうございます！最後まで読んでいただけたら嬉しいです！ (2019年12月1日 16時) (
レス) id: 6a3e7ad6c9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - 初めまして、とても素敵な小説ですね。読むのが楽しみです (2019年11月5日 19時) (レス) id: 3d72f20392 (このIDを非表示/違反報告)
ななし(プロフ) - 秋和☆°・.。さん» ありがとうございます！！頑張って完結させますね(*^^*) (2019年8月2日 1時) (レス) id: f172c4d98f (このIDを非表示/違反報告)
秋和☆°・.。(プロフ) - 続編の公開待ってます！ (2019年7月21日 2時) (レス) id: fd8f2345ac (このIDを非表示/違反報告)
ななし(プロフ) - 雫さん» ご指摘ありがとうございます！直しますっ！ (2019年7月6日 19時) (レス) id: f172c4d98f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななし
| 作成日時：2019年6月27日 4時
