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―――竜―――
最近、Aと光輝の雰囲気が変わった気がする。
明らかに、壁がない。
“あれ、Aさんまた光輝と話してない？”
“てか、下の名前で呼ばれてんだけど…”
周囲の野次馬も、だんだんと気がつき始めた。
…てか、ぜってーAも聞こえてんだろ。
Aは無理して聞こえてないふりをしていた。
〜〜
尊人「わり！竜、今日先帰っててくれ。」
「え、なんでだよ。」
兄貴は、今日の英語の小テストで0点を叩き出し、
補修があるとのことだった。
尊人「王子は赤点はだめなんだとよー。ったく。結城せんせーも暇だな！すまねーが、先帰ってイチゴ達の面倒みててくれ。」
俺も行くって言いたいとこだが、今日はイチゴの誕生日だから、早く帰ってやらねーと…
「わかったよ。兄貴、頑張ってな！」
俺は駐輪場へ向かった。
すると、いやーな声が聞こえてきた。
女子1「ねぇ、最近Aさん、光輝と仲良くない？」
『っえ…。』
女子2「光輝はみんなのものなんだけど？」
あ。
Aが自転車にまだろうとして、その手を止められている。
『いや、別にそんなつもりないですが…。』
女子3「真面目なふりして近づいて、卑怯じゃない？」
女子1「まずは、私たちファンクラブを通してもらわないとねー。」
あーあ。
女ってめんどくせー。
Aは一生懸命に耐えている。
女子1「実行委員だかなんだか知らないけど、調子乗らないでよねっ」
大ボスの女がAをギロッと睨んだ。
…これは気に入らねーな。
俺は取り巻きの後ろにすっと立った。
「はい、そこまでー。」
女子達「えっ？竜くんっ♡」
野次馬女達は、俺の方に集まってきた。
おいおい、さっきまでの怖い顔はどーした。
俺はそれを無視し、Aの肩に手をかけ、
ポンポンっと叩いた。
「あのさー、俺、こいつと帰るから。」
女子達がえっ！？っと固まっる。
Aは目をパチクリさせ、無言で俺を見た。
「こいつ、俺がここに入る前から知ってんの。
嫌がらせはやめといてくんねーか？」
女子「え、、わ、私達は別に…」
「言っとくけどな、こー見えてA、 めっちゃ強ぇぞ。玄武のヤンキー蹴散らせるくらい。」
野次馬はソワソワし始める。
脅さない程度に…
もう一発かましとくか。
「変な噂たてたら、俺も黙ってねぇぞ？」
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ななし(プロフ) - ゆなさん» 嬉しいです！ありがとうございます！最後まで読んでいただけたら嬉しいです！ (2019年12月1日 16時) (
レス) id: 6a3e7ad6c9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - 初めまして、とても素敵な小説ですね。読むのが楽しみです (2019年11月5日 19時) (レス) id: 3d72f20392 (このIDを非表示/違反報告)
ななし(プロフ) - 秋和☆°・.。さん» ありがとうございます！！頑張って完結させますね(*^^*) (2019年8月2日 1時) (レス) id: f172c4d98f (このIDを非表示/違反報告)
秋和☆°・.。(プロフ) - 続編の公開待ってます！ (2019年7月21日 2時) (レス) id: fd8f2345ac (このIDを非表示/違反報告)
ななし(プロフ) - 雫さん» ご指摘ありがとうございます！直しますっ！ (2019年7月6日 19時) (レス) id: f172c4d98f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななし
| 作成日時：2019年6月27日 4時
