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―――A―――
それから、月水金と放課後は天堂くんとレッスンをした。
「…だいぶ出来てきたね！」
『うん！』
私は日に日に天堂くんと、自然と話せるようになっていく。
『あ、そーいえば、小田島くんと日浦くん、全然こないけど…』
「あ。」
ひと段落して休憩していると、ふと気がついた。
3人でやるんじゃなかったの…？
すると、天堂くんはぽりぽりと耳をかいて言った。
「あ、あれさ、俺がAさんと二人になりたくて…」
『えっ…』
ペットボトルから水が吹き出そうになる。
「あ、あれだよっ！
…仲良くなりたいって思ってたからさ！」
『そ、そっか。』
なんなんだろ。
たまにすごく恥ずかしくなる。
沈黙が二人を包んだ。
すると、天堂くんは意を決したように口を開いた。
「あのさ、Aさんって、その…ハルさんと、、つきあって…るの？」
ハルさん？
な、なんで！？
『えっ、な、ないないないっ！！知り合いだけど、私、ハルさんちでたまに家政婦してるから…』
動揺すると、饒舌になる。
私は早口でまくしたてた。
「・・・本当に？」
『うん。絶対にありえない。もうっ…。
ハルさん竜にもなんか言ってたみたいで…』
私が竜って名前を発すると、天堂くんはあからさまにガックシと首を落とした。
「…竜のことは竜って呼ぶんだ。」
『えっ、あ、、』
あ、、
まずい。
「俺のことはまだ下の名前で呼ばないのに…」
天堂くんは子犬のような表情をしている。
うわっ…
こんな顔で見られたら…
「俺も名前で呼んでよ。」
断れる人いるの？
『… うん。わかった。』
「本当にっ？ やったぁ！！」
天堂くんは、ぴょんっとこっちを向いて、
キラッキラと瞳を輝かせた。
『じゃ、そろそろ帰る？』
「えっ！… だめ。まだ呼ばれてないっ。」
はぁ、、
なんでこんなに懐かれてるんだろ。
『……光輝くん。』
「//////！！！！！」
天堂くんは、ぐはっと刺されたような顔をした。
こっちまで恥ずかしくなる。
『じ、じゃ、先に帰るね。』
もうっ
勘弁してくれ。
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ななし(プロフ) - ゆなさん» 嬉しいです！ありがとうございます！最後まで読んでいただけたら嬉しいです！ (2019年12月1日 16時) (
レス) id: 6a3e7ad6c9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - 初めまして、とても素敵な小説ですね。読むのが楽しみです (2019年11月5日 19時) (レス) id: 3d72f20392 (このIDを非表示/違反報告)
ななし(プロフ) - 秋和☆°・.。さん» ありがとうございます！！頑張って完結させますね(*^^*) (2019年8月2日 1時) (レス) id: f172c4d98f (このIDを非表示/違反報告)
秋和☆°・.。(プロフ) - 続編の公開待ってます！ (2019年7月21日 2時) (レス) id: fd8f2345ac (このIDを非表示/違反報告)
ななし(プロフ) - 雫さん» ご指摘ありがとうございます！直しますっ！ (2019年7月6日 19時) (レス) id: f172c4d98f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななし
| 作成日時：2019年6月27日 4時
