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―――A―――
ハルさんにからかわれるのは、いつもの事だけど、
今回は特別恥ずかしい。
自分でも脇が甘いってわかってる。
私はムスッとしながら洗い物をしようと流し台に立つ。
すると、横からハルさんが入ってきた。
『あっ、ハルさんは休んでてください。』
「いやいや、もう9時だし、バイトの時間じゃないでしょ。俺がやるよ。」
『大丈夫ですっ。座っててくださ…』
ぎゅ。
私は後ろからハルさんに抱きしめられた。
『ちょ、ちょっと！』
ハルさんは、んー、といいながら私の肩に顔を埋めた。
「やめないならこうしてるぞ？」
ひゃー！
死ぬ死ぬっ！
私は逃げるように台所を出た。
『冗談よしてくださいっ！』
ハルさんは、皿を洗いながらこっちを見た。
「…冗談でもないけどね♡」
『通報しますよ。』
「あっは。それは困る笑 」
ハルさんは笑いながら、水を流した。
「座ってお茶でも飲んでな。終わったら家まで送る。」
『…はーい。』
ーーー
送るって言っても、すぐそこなんだけど、
ハルさんは絶対に家の前まで来る。
「夜に一人歩きなんてさせられないからな。」
『…2.3分なら大丈夫なのに。』
「だーめ。」
頭をポンポンされる。
ほんと、子供扱いするんだから。
私は玄関をあけ、ハルさんの方に振り返った。
『では、おやすみなさい。』
「プリンセス、おやすみのキスは？」
ハルさんは、ほれ、と頬を出す。
私は無視して一歩進んだ。
『丁重にお断りします。』
「はは。じゃあ、またな！」
バタン、、
まったく。
ーーー
日曜日は休息と勉強の日。
私はひさびさに肩の荷が降りる気がした。
明日からまた学校か…
今ならサラリーマンの月曜に対する気持ちがわかる。
月水金は実行委員の日。
はぁ、、
明日は何をするんだろ。
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ななし(プロフ) - ゆなさん» 嬉しいです！ありがとうございます！最後まで読んでいただけたら嬉しいです！ (2019年12月1日 16時) (
レス) id: 6a3e7ad6c9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - 初めまして、とても素敵な小説ですね。読むのが楽しみです (2019年11月5日 19時) (レス) id: 3d72f20392 (このIDを非表示/違反報告)
ななし(プロフ) - 秋和☆°・.。さん» ありがとうございます！！頑張って完結させますね(*^^*) (2019年8月2日 1時) (レス) id: f172c4d98f (このIDを非表示/違反報告)
秋和☆°・.。(プロフ) - 続編の公開待ってます！ (2019年7月21日 2時) (レス) id: fd8f2345ac (このIDを非表示/違反報告)
ななし(プロフ) - 雫さん» ご指摘ありがとうございます！直しますっ！ (2019年7月6日 19時) (レス) id: f172c4d98f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななし
| 作成日時：2019年6月27日 4時
