オレー！オレ！オ黎弥ー！4 ページ19
ーーー瀬口黎弥ーーー
扉にレコ中のランプが付いてないのを確認する。
よーし。
さっき買ったレッドブルを持って、ノックしようとしたとき、
トン、と肩に手がかかった。
「おーーーい。」
ギクっとして振り返る。
大樹くんがそこに立っていた。
大樹「抜け駆け禁止。」
「えええーーー！！」
いたのかー！そりゃないっすわー！！と後ずさった時、扉が開いた。
『っっ！！』
「「わっ」」
Aちゃんがドアの真ん前に突っ立ってる俺らにビビって、扉を開けたまま固まる。
いや、何してんのって感じっすよね。そりゃ。
『あ…お疲れ様です。』
大樹「いやいやー！chrono-さん、ここにいたなんて奇遇だねー！」
『・・・。』
ないやろ、しらけた顔で大樹くんを見てるAちゃん。
大樹「今日リハ終わりにみんなでご飯行くんだけど、一瞬に行かない？」
『行きません。』
大樹「はい今日も玉砕ー。」
『いや、仕事詰まってますから。』
大樹くんはもはやジェネさんと同じ扱いらしい。
その塩っぷりに、クスッと笑ってしまう。
『あ。』
俺に気がついたのか、目線を向けてくれて一瞬で胸が高鳴る。
俺は逃げられないうちに、持ってたレッドブルを渡した。
『あ！ちょうど今買いに行こうと思ってたの。ありがとう、黎弥くん。』
「Aちゃん忙しいもんね。落ち着いたらまた…」
そう言って、おれはクイっとお酒を飲むアクションをした。
Aさんは、それを見て、うん、と頷く。
大樹「は？」
「ん？」
『じゃ、また。お疲れ様です。』
大樹「え！？！？」
Aちゃんはレッドブルを手にし、すぐまたレコ室に戻った。
“ありがとう、黎弥くん”
さっきの声が頭の中でこだまする。
なんて素敵な響き。
大樹「れーいーやーくーん？」
「っっ！？」
大樹くんが、恨み節みたいな感じで俺を見上げてる。
大樹「…今のは何だ！！」
あっはは。
ちょっとマウント取らせていただきました、なんて…
ありゃ、なんかやばそ…笑
「いやいや、なんもないっす！…あ、世界さん！」
大樹くんがおん？っと、そっちを振り向いた瞬間、俺はダッシュで反対方向に逃げた。
大樹「おいコラ！！」
家が近いなんて、絶対教えたくないー！
でも、また飲んでくれるってことだよな、
あれ、オッケーってことだよね？
まじで奇跡だーー！！
竜太くんに番号聞こっと。
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美咲(プロフ) - 続き楽しみにしてます (2022年10月3日 10時) (
レス) @page23 id: 411e2cf0cf (このIDを非表示/違反報告)
ななし(プロフ) - ありがとうございます。竜太くん、まこ、澤夏くんかしこまりましたー！私も好きなので書くのたのしみです！他連載もあるので、長い目で待っててください(＞人＜;) (2022年8月28日 23時) (レス) id: 791ef3706d (このIDを非表示/違反報告)
雛鳥 - 澤本夏輝くんお願いします！ (2022年8月28日 19時) (レス) id: 8ca9741d23 (このIDを非表示/違反報告)
輝(プロフ) - さのさんリクありがとうございました！楽しく読ませて頂きました！ (2022年8月28日 16時) (レス) @page24 id: dbb581b110 (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - ななしさん» まこ推しなのでまこでお願いしたいです！ (2022年8月27日 11時) (レス) id: c10cfb91cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななし
| 作成日時：2022年8月2日 14時
