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ーーーAーーー
シ「おい、入るなって言ったろ。ったく…」
イケメンが怖い顔で私の後ろに立ってる。
げ…まずいっ…
すると、茶髪ヤンキーが店長と私のやりとりをみて、
腕を組んだ。
「君、ここの店員？」
『え？あ、はい。』
店長「今月やばいって言ってたよね…本当ごめん。」
『いや、謝らないで下さい！店長も大変なのに…なんとか、短期のバイト探します！』
仕方ない。
こればかりは。
短期バイト…
学校にバレなきゃ、大丈夫だよね…
シ「おいお前、そんな金に困ってんのか？」
『え？』
頭の中で状況整理していると、後ろから声がかかる。
シンタロウって人が、ぱっちりした目で、
私をじーっと見た。
わ…
目力すご…
シ「学生だろ？」
店長「いやこの子は、親が出稼ぎに行ってて、一人で…」
そういって、店長は私の生い立ちと、今の状況を話し始めた。
他人から聞くと、
改めて自分がどんなけ貧乏かと思い知らされる…
茶髪「おわ…ドラマみてぇ…まじか…」
ど貧乏…
そーですよ、わたしは。
私は顔を隠すように下を向いた。
『まぁ、なんとか…なります。』
私がそう笑うと、シンタロウさんが顎に手を添え、
「よし。」とうなずく。
そして、予想してなかった言葉をかけた。
シ「お前、飯作れるか？」
『え？あ、まぁ、人並みには…』
シ「ちょうどこの現場が入って、食事当番が回せねぇんだ。ここ直すまで、うちで働くか？」
にっと私に笑いかける。
さっきまで怖そうだったのに、
今は親しみやすい雰囲気に変わっていた。
そして、ものすごい救世主に見える。
『えっ！！！いいんですか？』
私は神様でもみたかのように、目をぱちくりさせる。
た、助かった…
シ「っはは。おーよ。どーだ？」
『や、やります！やらせてくださいっ！！』
私はシンタロウさんの手を両手で包み、思いっきりお辞儀をした。
そして、そのまま顔を見上げる。
シ「っ！！」
「あっはは。シンタロウ、顔赤いぞ。」
シ「っは？何言ってんだ！ゴロウ、さっさと作業戻れ！」
「へいへーい。こりゃニュースだな。へへ…」
中に作業してる仲間がいるみたいで、楽しそうに瓦礫の中へ入っていく。
シンタロウさんは鼻を擦り、私を振り返った。
「じゃ、今日からよろしくな。」
『え、今日！？』
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ゆな - 本当に更新は大変な事ですが、応援してます。 (2020年3月29日 7時) (
レス) id: 3d72f20392 (このIDを非表示/違反報告)
ざべす - 貴族誕生までみれるなんて！ありがとうございます(*´ω`*)続きが楽しみです！ (2020年3月26日 0時) (レス) id: 7824baafe5 (このIDを非表示/違反報告)
ざべす - 貴族誕生までみれるなんて！ありがとうございます(*´ω`*)続きが楽しみです！ (2020年3月26日 0時) (レス) id: 7824baafe5 (このIDを非表示/違反報告)
ななし(プロフ) - Rabbitさん» ありがとうございます！頑張ります(^^) (2020年3月23日 1時) (レス) id: 6a3e7ad6c9 (このIDを非表示/違反報告)
Rabbit - 更新頑張ってください!!! (2020年3月22日 10時) (レス) id: 9f418f690e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななし
| 作成日時：2020年2月27日 2時
