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ーーーAーーー
ここで働くのも今週で終わり。
カフェの工事も順調で、
店長から、来週の月曜からまたシフト入ってと連絡が来ていた。
信虎「ええ！明後日でおわり！？」
うそだー！と嘆く信虎さん。
シンタロウさんがうるせーな、と頭を叩いた。
信虎「じゃあ、次Aちゃんの飯を食べれる日は、俺のお嫁さんになったときかぁー。」
『・・・。』
もう私は無視する事にしていた。
この人、もう関係なしに、めちゃくちゃ口説いてくる。
歩夢「おい、信虎。帰るぞ。」
『お疲れ様でした。』
歩夢さんは、お、おう。と返事をして、信虎さんを引っ張っていく。
信虎「えー！Aちゃんと一緒に帰るー！」
『では。』
信虎「そんなぁー！」
ゴロウ「俺らも帰るか。」
みんながケタケタ笑いながら席を立つ。
私もすっかりこの場所に馴染んでしまって、
こんな光景でも、なくなると思うと少し寂しい。
最後まで、しっかりやり遂げよう。
ーーー
そして、次の日の朝、
学校へ向かう途中に、大事件が起きた。
ガタガタ…
ガタガタガタガタ…
『え…』
パァン！！！
『うわっ！！』
坂を登ってる途中、前輪に異変を感じて、バランスを崩し、
私はすっころんだ。
自転車は坂道を下っていく。
『うっそ！！』
私の愛車。
何年も使い込んでたからか、限界が来てたみたい。
坂道の下に人がいたらヤバイ！！！
慌ててずれ落ちていく自転車を追いかけると、
坂の下の曲がり角から足が出てきて、ガシャン！
と自転車が宙を舞った。
そして、その衝撃で前輪が外れる。
「うっお！！」
『ぎゃぁ！！』
状況を理解できず、私は顔を上げた。
『え…』
うっそ。
そこには、めちゃくちゃ機嫌悪そうに、
頭を掻きながら私を見上げる姿があった。
「朝っぱらから何してんだよ。」
『竜っ…』
この坂道、ほんと、嫌い。
「あ。」
竜が悲惨な状態のチャリをみて、
口をあけた。
前輪と本体が、別々の場所にある。
パンクだけだったら直せたのに、
これじゃあ、もう廃車。
『うそだぁーーー！！』
私は駆け寄って前輪を拾う。
今、新しい自転車買う余裕なんて、ある？
ないない！
もはや竜と会ったことすら頭から消えるくらい、
私はショックで頭が真っ白になった。
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ゆな - 本当に更新は大変な事ですが、応援してます。 (2020年3月29日 7時) (
レス) id: 3d72f20392 (このIDを非表示/違反報告)
ざべす - 貴族誕生までみれるなんて！ありがとうございます(*´ω`*)続きが楽しみです！ (2020年3月26日 0時) (レス) id: 7824baafe5 (このIDを非表示/違反報告)
ざべす - 貴族誕生までみれるなんて！ありがとうございます(*´ω`*)続きが楽しみです！ (2020年3月26日 0時) (レス) id: 7824baafe5 (このIDを非表示/違反報告)
ななし(プロフ) - Rabbitさん» ありがとうございます！頑張ります(^^) (2020年3月23日 1時) (レス) id: 6a3e7ad6c9 (このIDを非表示/違反報告)
Rabbit - 更新頑張ってください!!! (2020年3月22日 10時) (レス) id: 9f418f690e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななし
| 作成日時：2020年2月27日 2時
