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ーーーAーーー
薄暗い道を進む。
だいたいは問題ないんだけど、
ここの高架下らへんは治安があまりよくない。
…誰もいませんよーに。
って、、
私はため息をついて速度を落とした。
道幅の狭いところに、ブレザーを着た5人組の男が
道を塞いでいる。
最悪。
でもここを通らないと帰れない。
私はそいつらの後ろにつくと、自転車から降りた。
「おっ、チャリだぞー。」
一人が私に気がつき、こっちを振り返る。
その声で少し隙間ができた。
でも…
「うっわ！可愛いっ！」
でたでた。
はいはい。
「あれ？この制服…聖ブリじゃん！」
「うーわ。まじ美人。」
一人が言い出すと、もう止まらない。
私は囲われるように5人の中に挟まれた。
そして、先頭にいた長身の男がまじまじと私を見下ろす。
「ねー、俺と遊ばね？」
無理。
私が無視して進もうとすると、
そいつは乗ってたキックボードを
カチャンと私の前輪にわざとぶつけた。
通せんぼ。
カチン…
私は思いっきり足を踏み込んで、キックボードもろとも先へ自転車を動かした。
「うおっ！待てってよー？」
そして、そいつは私の自転車のカゴに入ってる、
シンタロウさんのベストを奪った。
私が咄嗟に腕を伸ばすと、
そいつは、さーっと先へ進む。
「なーにこれ？」
『…返して。』
私は自転車を置き、そいつに突進する。
だけど向こうはキックボードだから、追いつけない。
…くそ。
むかつく…
「返す返す。だから、ちょっと向こうのベンチでお話ししよ！」
そう言って、もっと暗い高架下の公園の方に降りて行った。
『返してっつってんの！』
わらわらと残りの4人が私を囲う。
物凄く面倒くさいことになった。
…うーわ。
送ってもらうのは無理だったけどさ。
なんでこんな目に…
「連絡先教えてくれたら、返すよ。」
『は？』
そう言って、キックボードを蹴って先へ進んだ時、
ベンチに先客がいたみたいで、そいつの足が止まった。
「え、お前竜じゃん！」
え…
ベンチの横に立ってた竜が、こっちを振り返る。
そして、ベンチには、光輝くんが座っていた。
「青龍高校の冬木だよ。京極兄弟に潰された。」
「喧嘩売ってきたのはそっちだろ。」
そう言った竜は、私に視線を向けた。
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ゆな - 本当に更新は大変な事ですが、応援してます。 (2020年3月29日 7時) (
レス) id: 3d72f20392 (このIDを非表示/違反報告)
ざべす - 貴族誕生までみれるなんて！ありがとうございます(*´ω`*)続きが楽しみです！ (2020年3月26日 0時) (レス) id: 7824baafe5 (このIDを非表示/違反報告)
ざべす - 貴族誕生までみれるなんて！ありがとうございます(*´ω`*)続きが楽しみです！ (2020年3月26日 0時) (レス) id: 7824baafe5 (このIDを非表示/違反報告)
ななし(プロフ) - Rabbitさん» ありがとうございます！頑張ります(^^) (2020年3月23日 1時) (レス) id: 6a3e7ad6c9 (このIDを非表示/違反報告)
Rabbit - 更新頑張ってください!!! (2020年3月22日 10時) (レス) id: 9f418f690e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななし
| 作成日時：2020年2月27日 2時
