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ーーーAーーー
急にド派手な人達が乗り込んできて、
シンタロウさんの目つきが変わる。
ナイトリング…テキサス…
全日土木が傘下に…
うそ。
「と言っても、全日土木は取り壊しますんで、皆さんはとっとと出て行ってください。」
そして、1ヶ月の猶予のうちに考えろと…
シ「おめぇらいきなり何言ってんだ？」
マサ「わけわかんねぇこと抜かしてんじゃねぇーぞ！！」
マサさんが、身体を乗り出してキレ始める。
私はその場で立ち尽くすことしか出来なかった。
先代が借金があって、
それでこの全日土木の権利を取られたって…
就職初日に、
ものすごい事に出くわしてしまった。
ーーー
シ「知人の保証人になってたらしい…」
ゴロウ「そういうことか…」
私は退勤した後、そっとシンタロウさんの部屋を覗いた。
シ「まだ帰ってなかったのか？」
私に気がついたのか、シンタロウさんが顔を上げる。
『す、すみません…でも、あたし…やっぱり』
ここにはいれない。
こんな状況で、バイトを雇うなんて余裕あるはずない。
そんな私の表情をみて、
シンタロウさんがこっちに歩いてきた。
「心配すんな。この会社はぜっったいに守ってみせる。」
そう言って、私の頭に手を置いた。
「俺がなんとかすっから。お前らはしっかり働いてくれよ？」
ゴロウ「シンタロウ…」
『でも私…』
「あのな、飯作ってもらわねぇと、俺ら倒れちまうだろ？今、お前もちゃんと必要なんだから。」
シンタロウさんのまっすぐな瞳が、
私の心を揺らす。
この人の愛情深さが、すっごく伝わってくる。
すごい人…
ゴロウ「ま、Aちゃんは唯一の癒しだしな！」
『え？』
ゴロウ「だってさ、こーんな可愛い子、俺みた事ねぇもん。な？シンタロウ。」
そう言って、ゴロウさんはシンタロウさんの肩を叩いた。
「ばっ…何言ってんだ。」
シンタロウさんがビクっとなって、一歩私から下がる。
ゴロウ「それにご飯も美味いし。」
「ま、それは美味いな。」
この人達…
怖そうって思ったけど、
今まで出会った事ないくらい、
思いやり深い人達だ。
よし。
私は思いっきり、頭を下げた。
『ありがとうございます！精魂尽くして、頑張ります！！』
その気合の入った返答に、
二人がハハっ！と肩を揺らして笑った。
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ゆな - 本当に更新は大変な事ですが、応援してます。 (2020年3月29日 7時) (
レス) id: 3d72f20392 (このIDを非表示/違反報告)
ざべす - 貴族誕生までみれるなんて！ありがとうございます(*´ω`*)続きが楽しみです！ (2020年3月26日 0時) (レス) id: 7824baafe5 (このIDを非表示/違反報告)
ざべす - 貴族誕生までみれるなんて！ありがとうございます(*´ω`*)続きが楽しみです！ (2020年3月26日 0時) (レス) id: 7824baafe5 (このIDを非表示/違反報告)
ななし(プロフ) - Rabbitさん» ありがとうございます！頑張ります(^^) (2020年3月23日 1時) (レス) id: 6a3e7ad6c9 (このIDを非表示/違反報告)
Rabbit - 更新頑張ってください!!! (2020年3月22日 10時) (レス) id: 9f418f690e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななし
| 作成日時：2020年2月27日 2時
