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ーーー楓士雄ーーー





校庭で待ち構えてるのは、ざっと40人。



その中に、一際でかい男がいた。




ジャム男「ラオウ…」



ジャム男がその姿に生唾を飲む。



『うっそ…』



その隣で、Aは目を丸くしてラオウを眺めていた。



ラオウ「頭は…ん?どっちだ?」





ラオウが俺とどろっきーを交互に見る。





ラオウ「ま、どっちでもいーわ。…屋上まで上がってこい。」




そして、右手を天に伸ばし、くいっと指を動かした。


それが合図だったようで、鈴蘭が吠え出す。





樹咲「ぶっ潰すせ!!」





おう。


やったろうじゃねぇか。



どろっきーと目線を交わす。



そして、お互いに校庭の真ん中目指して走り出した。





「いくぞてめぇらぁ!!!!!」






「「うらぁ!!!」」






うじゃうじゃいる鈴蘭を、片っ端から殴りまくる。





ラオウは校内へ楽しそうにスキップして入っていき、



四天王の樹咲達は、周りにいた数人とやりあって、



すぐにラオウの後を追うように背を向ける。





樹咲「てめぇは3階に来いよ!」



樹咲は、Aに向けて捨て台詞を吐いた。








「なめやがって…」




轟「おい、突っ切るぞ。」



どろっきーが相手を殴りながら俺の前に出た。






「っわーってるよ!!」





『司、ジャム男!!』




Aが二人に声をかけ、俺らの後に続く。




『楓士雄を屋上に。』




司「ああ。」






俺ら頭を筆頭に、だんだんと校庭から校内へ全日が攻め入っていった。







バリケードのように乱雑に積み上がる机や椅子を蹴り飛ばしながら、どろっきーは目に入る敵を瞬殺していた。




司も、Aも、泰清も、


俺に飛びかかろうとする奴を率先して殴っていく。




後ろは中越達が暴れ、鬼邪高優勢で攻められていた。







その中、おそらくリーダー格であろう奴が十数人を引き連れて、階段の前で待ち構えていた。




「あーれ、チキンコンビじゃん。」



泰志「あ?」



清史「んだと?」





樹咲の側近らしく、泰清をみてニヤッと笑う。





泰志「…前菜ってとこかねぇ。」



清史「お前ら先行け。…すぐ片付ける。」






泰清一派が、そのグループとぶつかった。



そこをすり抜け、階段を登りながらどろっきーが進んでいく。



辻「おら、道あけろっ」



辻芝もその後に続く。



芝「もたもたすんなよ。」




「あーよ。」





俺は轟一派と一緒に上へ上へと突進していった。

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ななし(プロフ) - ありがとうございます。構想を練りながらなので、更新遅いですが、51話から公開しました。 (2020年2月20日 2時) (レス) id: 6a3e7ad6c9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーねんず(プロフ) - 凄くおもしろいです!!続きが気になります、、パスワード教えてほしいです! (2020年2月20日 0時) (レス) id: 695e2d496c (このIDを非表示/違反報告)
ネコ.K - 続き気になります!((o(´∀`)o))ワクワク パスワード教えてください!! (2020年2月18日 7時) (レス) id: bf25cdc74b (このIDを非表示/違反報告)
ひろちゃん(プロフ) - このお話大好きです!続きが読みたいのでパスワード教えてください☆ (2020年2月16日 15時) (レス) id: ed54dab455 (このIDを非表示/違反報告)
ななし(プロフ) - 皆さま、コメントありがとうございます(ToT)こんなに更新が遅いのに、作品を読んでくださってとても嬉しいです。なんとか、完結を迎えるよう頑張ります! (2020年2月15日 2時) (レス) id: 6a3e7ad6c9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ななし | 作成日時:2020年1月9日 0時

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