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ーーーAーーー





泰志「なんだ保護者かよー。」



清史「んなこと言うなって。な、A?」





『うっさい。さっさとみたら帰るよ。』




ーー





興味なくて私は見に行かなかったけど、



鈴蘭のラオウがやばいって、見てきたジャム男が騒ぐから、

俺らも偵察しに行くと泰清が言い出した。



面白半分に。



こいつらが行ったら、もう速攻戦争になる。






轟「行くならAも行けよ。」



『は?』



轟「ラオウとやるのは楓士雄だろ。あいつらが鈴蘭と喧嘩されても困る。」



泰清は喧嘩っ早いから、


私がいれば清史が言う事を聞くと。



なるほど。サイココンビのお守りってわけね。



はは。サイコー。





ーー







鈴蘭が見えてきて、その廃墟のような不気味さに


私は一瞬、足を止めた。





戸亜留市の最狂高校。






上田と出会った時、鈴蘭だけは手を出すなって


言われてたっけ。




『っ!』




カラスがバサバサっと低空飛行してきて、


私は電柱の影に身を隠した。






「何してんだてめぇら?」





泰志「ん?」





少し先を歩いていた二人が、


まんまと見つかってしまい、声をかけられる。





向こうも3人。


鈴蘭の制服を来た男が、お!と指をさす。







「その制服…お前ら、鬼邪高か?」




「鳳仙やったていう…へぇ…」



「うちの頭とやるとかほざいてるらしいなぁ。」



楓士雄の名前が向こうにも届いてるらしく、

前にジャム男と偵察に行った時から、

警戒されてるようだった。




泰清も我慢してるみたいで、鈴蘭を無視して回れ右をする。




私も気づかれてないから、そっと後退りした。







「上田も落ちたもんだよなぁ。」





パタリと、足が止まる。



上田を馬鹿にした後、ケラケラ笑う3人を見て、


カチン…と頭が鳴った。





「ま、いくら鬼邪高つってもな、レベルがちげぇの。帰んな、格下野郎。」





はいこの一言。




泰志「あ?」


清史「んだと?」



我慢してた分、二人は爆発するように相手を睨みつけた。



その瞬間、殺気を感じたのか、


鈴蘭の1人が泰清へ飛び蹴りし、そのままアッパーをくらわした。




まじで、一瞬に。




うーわ、やばいやばい!


こいつ、めちゃ強い。




泰志「…てめぇ」


清史「ぅおら…」




『バカっ…』





パッと飛び出し、反撃しようとする二人の背中に手を伸ばした。

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ななし(プロフ) - ありがとうございます。構想を練りながらなので、更新遅いですが、51話から公開しました。 (2020年2月20日 2時) (レス) id: 6a3e7ad6c9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーねんず(プロフ) - 凄くおもしろいです!!続きが気になります、、パスワード教えてほしいです! (2020年2月20日 0時) (レス) id: 695e2d496c (このIDを非表示/違反報告)
ネコ.K - 続き気になります!((o(´∀`)o))ワクワク パスワード教えてください!! (2020年2月18日 7時) (レス) id: bf25cdc74b (このIDを非表示/違反報告)
ひろちゃん(プロフ) - このお話大好きです!続きが読みたいのでパスワード教えてください☆ (2020年2月16日 15時) (レス) id: ed54dab455 (このIDを非表示/違反報告)
ななし(プロフ) - 皆さま、コメントありがとうございます(ToT)こんなに更新が遅いのに、作品を読んでくださってとても嬉しいです。なんとか、完結を迎えるよう頑張ります! (2020年2月15日 2時) (レス) id: 6a3e7ad6c9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ななし | 作成日時:2020年1月9日 0時

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