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ーーー村山ーーー




関「いやぁ、ここ離れんのもさみしいっすね。」


関がITOKAN のカウンターを両手でさする。


ヤマト「ん?ならずっといるか?」



関「いやいや!そ、それは…ねぇ?」


関は頭を掻いて俺を見上げた。

その奥で座ってたコブラちゃんが顔を上げる。


コブラ「…お前らは帰れ。」




「やー、コブラちゃーん。冷たいねぇ。」



コブラちゃんに近づいて肩を取ろうとすると、スコッとすかされ、俺はそのまま両手を上げた。





古谷「鬼邪地区にはお前がいないとだろ。」


ダン「やな。」




ナオミ「はい、さっさと荷物まとめなね。」



関「えーー!!ナオミさんまで…寂しい…」





ナオミちゃんはわざと目を細めている。



あきらかに、俺にだけ少し冷たい。




ナオミ「帰る連絡くらいしたら?」



そのまま睨むように腕を組んで、顎で俺を指した。




ダン「え、誰にや?」



テッツ「ん???」



興味深そうに俺の方に近づく二人。




ナオミ「なんならあたしからしようか?」




なんなんだ。このお節介は。



関「あ、そっか!村山さ…」


古谷「アホ。」


関がうかっかりAちゃんの名前を出しそうだったから、古谷がばしっと頭を叩いて止めてくれてる。




ナオミ「ひどい男だねぇ。」




「ほっとけ。」






俺は一言そう言って、バイクの鍵をチャッと握った。



ナオミ「…やれやれ。」



ナオミちゃんはそう言いながら、スマホをいじり出した。


もう俺に興味ないですって顔してる。







俺だって、連絡したい気持ちでいっぱいだけどさー、


卒業したら迎えに行くっつったのに、


まだ胸張って迎えに行ける状態じゃないんだって。







「んじゃ、お世話になりましたぁ。ありがとね。コブラちゃん。」






コブラ「…おう。」



ヤマト「またいつでもこいよ!」






「じゃーね!」


関「また絶対きます!!!」





帰ったら、本格的にはじめんぞ。


チーム名どーすっかなー。




とりあえず、アジトは古谷の車屋の倉庫からスタートか。



山王連合を超えるチーム作っちゃうもんね。




まずは鬼邪地区にいるチンピラを一掃。


九龍やキドラの残兵はまだ潜んでるしな。




メンバーも集めて…と。





「さぁ、始めますかね。」





俺はそう言って、バイクに跨り、エンジンを鳴らした。

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ななし(プロフ) - ありがとうございます。構想を練りながらなので、更新遅いですが、51話から公開しました。 (2020年2月20日 2時) (レス) id: 6a3e7ad6c9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーねんず(プロフ) - 凄くおもしろいです!!続きが気になります、、パスワード教えてほしいです! (2020年2月20日 0時) (レス) id: 695e2d496c (このIDを非表示/違反報告)
ネコ.K - 続き気になります!((o(´∀`)o))ワクワク パスワード教えてください!! (2020年2月18日 7時) (レス) id: bf25cdc74b (このIDを非表示/違反報告)
ひろちゃん(プロフ) - このお話大好きです!続きが読みたいのでパスワード教えてください☆ (2020年2月16日 15時) (レス) id: ed54dab455 (このIDを非表示/違反報告)
ななし(プロフ) - 皆さま、コメントありがとうございます(ToT)こんなに更新が遅いのに、作品を読んでくださってとても嬉しいです。なんとか、完結を迎えるよう頑張ります! (2020年2月15日 2時) (レス) id: 6a3e7ad6c9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ななし | 作成日時:2020年1月9日 0時

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