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ーーーAーーー
楓士雄と撮った写真をみていると、
ニヤニヤとみんなが近づいてきた。
司「なーにイチャついてんだ。」
「うぉっ！！」 『わっ！』
中岡「ふたりで写真なんかとっちゃって…」
中越「ずっとみてたっすよー？」
『え、、い、いや、別にこれは…』
なんだが急に恥ずかしくなり、あたふたしてしまう。
そんな私を見て、皆がまたニヤニヤと顔を見合わす。
もう、なんでいつもこーなんのよ。
余計意識しちゃうじゃんか。
『・・・。』
私がギロリと目線を送ると、みんながおっと！と、視線を外して一歩下がった。
「はいはい。記念にとったんだよ。お前らも集合写真な？」
そう言って、楓士雄は立ち上がって皆んなへ手招きした。
ジャム男「わっ！い、いいっすね！ねぇ？」
司「…ま、とっとくか。」
中岡「お、Aさんの隣にしよー。」
『なんでよ。』
ポカッと中岡の頭を叩き、司と楓士雄の間に並ぶ。
ジャム男が近くの人に声をかけ、スマホを託した。
中越「肩組んでいいっすか？」
「おーよ。」
ジャム男「お願いしますっ！！」
そして、海をバックにみんなで肩を組んで写真を撮った。
砂浜に映った影が伸びだし、少し日差しが柔らかくなる。
そろそろ帰る時間だ…
それから片付けをし、海の家でシャワーを浴びて着替えた。
ーー
帰りの電車に揺られ、少し焼けたみんなの顔を見る。
中越「にしても、いー写真っすね。」
「おう。」
中岡「確かに。」
さっき撮った写真をみんながみている。
本当、一年前では考えられなかった。
中越が飛びかかってきた事を思い出す。
それが、楓士雄が来てからどんどん変わっていく。
私が思い描いてた図…
なんだか考え深くなって、私は声を漏らした。
『全日も、こうまとまるといいな。』
楓士雄なら…
きっと…
ジャム男「そうっすね。」
司「ま、楓士雄次第だな。」
『だーね。』
私と司から、ポンっと肩を叩かれ、
楓士雄は「うっせ。」と眉に力を入れた。
言葉とは裏腹に、やる気に満ちた顔。
定時みたいに、全日もまとめられるよね…
あと少し…
あと少しな気がする。
"鬼邪高で何を学ぶ！？"
ふと、村山が言った言葉が頭の中に蘇る。
なんだかやるべき事が見えてきた。
あたしはあたしの道を進む。
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ななし(プロフ) - ありがとうございます。構想を練りながらなので、更新遅いですが、51話から公開しました。 (2020年2月20日 2時) (
レス) id: 6a3e7ad6c9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーねんず(プロフ) - 凄くおもしろいです！！続きが気になります、、パスワード教えてほしいです！ (2020年2月20日 0時) (レス) id: 695e2d496c (このIDを非表示/違反報告)
ネコ.K - 続き気になります！((o(´∀｀)o))ﾜｸﾜｸ パスワード教えてください！！ (2020年2月18日 7時) (レス) id: bf25cdc74b (このIDを非表示/違反報告)
ひろちゃん(プロフ) - このお話大好きです！続きが読みたいのでパスワード教えてください☆ (2020年2月16日 15時) (レス) id: ed54dab455 (このIDを非表示/違反報告)
ななし(プロフ) - 皆さま、コメントありがとうございます(ToT)こんなに更新が遅いのに、作品を読んでくださってとても嬉しいです。なんとか、完結を迎えるよう頑張ります！ (2020年2月15日 2時) (レス) id: 6a3e7ad6c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななし
| 作成日時：2020年1月9日 0時
