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ーーーAーーー
『…喧嘩は外で。』
私が冷静にそういうと、大人しく下がる清史。
それを見て、やつらが手を叩いて笑い出した。
「ギャハハ！！」「こいつ女に止められてやんの！」
清史「っち。」
煽られる清史だったが、
私のバイト先だからか、怒りを鎮めている。
「てか、その制服、鬼邪高じゃね？」
清史「あ？…だったらなんだ？」
「村山がいねぇと、こんなしょぼいんかよ。」
「あいつ、今山王連合にいるしな。」
「鬼邪高も終わりじゃーん。」
カチン…
私のリミッターが外れる音がする。
立て続けに、ボスっぽいやつが「だっせぇ。」と言い放って、清史が食べようとしたパンケーキにフォークを刺した。
腕から見える筋肉が、ものすごく太い。
清史は相手を睨みつけ、そのまま我慢していた。
「あーあ、辛気臭ぇから他の店いくわ。ねぇちゃん悪りぃな。」
そいつは私を振り返り、また馴れ馴れしく肩を触る。
カチン…
『…どこ校ですか？』
私は店員の表情を崩さず、声をかけた。
「え…？」
清史がやめとけと、私に顔を上げる。
大丈夫。
だまっとけと目線を送り、すっと口を閉ざす清史。
鬼邪高が終わりだって？
んなこと言われて、じっとしてられるか。
「山王第一高校…だけど？」
「そー。んで、この葛城さんが、うちのトップ！」
『へぇ…』
私は足元から葛城っていうやつを見定めした。
あたしのパンケーキにフォークぶっさしやがって。
「お、おう。てかなんで君が…」
『店で喧嘩は困るので。外で。』
「は？」「店員さんが何言ってんの？笑」
私は時計に目をやった。
19:01
シフト終了。
よーし。
『マスター、もう時間なんで上がります。』
マスター「はっ！そっか！…お疲れ様。」
マスターは汗を拭きながら、かわいそうな目で山王高生を見つめる。
私はすっとエプロンをキッチンの横にかけに行き、
髪を下ろした。
清史「…お前ら死んだな。」
「あ？んだと？」
「葛城さん、やっちゃいますか？このヒゲ。」
あたしはそのままそいつらの方へゆっくと戻る。
葛城「弱い奴に興味ねぇーよ笑」
清史「あ？」
『あんたら全員外でな。』
葛城「へ？」
葛城はヘラヘラ顔のまま、私をポカンと見上げた。
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ななし(プロフ) - ありがとうございます。構想を練りながらなので、更新遅いですが、51話から公開しました。 (2020年2月20日 2時) (
レス) id: 6a3e7ad6c9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーねんず(プロフ) - 凄くおもしろいです！！続きが気になります、、パスワード教えてほしいです！ (2020年2月20日 0時) (レス) id: 695e2d496c (このIDを非表示/違反報告)
ネコ.K - 続き気になります！((o(´∀｀)o))ﾜｸﾜｸ パスワード教えてください！！ (2020年2月18日 7時) (レス) id: bf25cdc74b (このIDを非表示/違反報告)
ひろちゃん(プロフ) - このお話大好きです！続きが読みたいのでパスワード教えてください☆ (2020年2月16日 15時) (レス) id: ed54dab455 (このIDを非表示/違反報告)
ななし(プロフ) - 皆さま、コメントありがとうございます(ToT)こんなに更新が遅いのに、作品を読んでくださってとても嬉しいです。なんとか、完結を迎えるよう頑張ります！ (2020年2月15日 2時) (レス) id: 6a3e7ad6c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななし
| 作成日時：2020年1月9日 0時
