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ーーーAーーー
え、
隣に寝そべって…
それに、
“俺はこっちの方がいい。”
そう言った？
いや、ただ昼寝したいってだけだよね…
最近意識しすぎて、変になる。
ちょっとだけドキってして、私は恐る恐るタオルの隙間から隣を覗いた。
楓士雄はんー、と、気持ちよさそうに目を閉じてる。
あ、意外と横顔…
そう思った時、楓士雄が目を開け、
慌ててタオルに隠れる。
「…何見てんだよ。」
『見てない。』
うわ。最悪。
「バーカ、見てただろ笑」
『っうるさいな。』
もうっ
いや、見たけどさ。
私はうざったそうな顔をして、タオルから顔を出した。
楓士雄の顔がすぐ隣にある。
「ま、いーけどな。」
そう言われて、また顔を半分隠す。
なんとなく、恥ずかしい。
すると、楓士雄はすーっと潮の匂いを吸い飲んだ。
人のはしゃぐ声と、波の音が私たちを包む。
私も同じように深呼吸して空を見上げた。
「…来年もまた行けっかな。」
『…行けるでしょ。』
私がふっと笑ってすぐにそう答えると、
楓士雄は真剣な顔をしてこっちを向いた。
そして、優しく付け加えた。
「…お前と。」
『え…』
それはどういう意味なのか。
考えすぎ？
返答に困っていると、わたしの携帯がなり、身体をパッと起こした。
画面を開くとラインが1通。
『あ。』
「どした？」
『…忘れてた。』
《海どう？写真まってるね。》
何が？と楓士雄がこっちを覗く。
『あー、水着くれた人で、写真送ってって。』
「ふーん。んじゃ、撮るか。」
『えっ』
楓士雄はそのまま私のスマホを取り、インカメにする。
『え、なんで楓士雄も写るのっ』
「ワンショの方が恥ずかしくね？」
あ、たしかにと楓士雄と顔を合わす。
水着で一人で撮るなんて、小っ恥ずかしくてできない…
「はい、ちーず。」
楓士雄はいつものように、私に肩を組んだ。
幼馴染のいい写真。
に、見える。
いや、実際そうだ。
それ以上は…ない。
楓士雄は撮った写真をみて、ニカっと歯を見せた。
「おー！いい記念だな。後でみんなとも撮ろーな。」
『うん。』
「これ送っとけ。」
『はいはい。』
私は、特に深く考えずに、
水着ありがとうございました。と文を打って、
写真を添付した。
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ななし(プロフ) - ありがとうございます。構想を練りながらなので、更新遅いですが、51話から公開しました。 (2020年2月20日 2時) (
レス) id: 6a3e7ad6c9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーねんず(プロフ) - 凄くおもしろいです！！続きが気になります、、パスワード教えてほしいです！ (2020年2月20日 0時) (レス) id: 695e2d496c (このIDを非表示/違反報告)
ネコ.K - 続き気になります！((o(´∀｀)o))ﾜｸﾜｸ パスワード教えてください！！ (2020年2月18日 7時) (レス) id: bf25cdc74b (このIDを非表示/違反報告)
ひろちゃん(プロフ) - このお話大好きです！続きが読みたいのでパスワード教えてください☆ (2020年2月16日 15時) (レス) id: ed54dab455 (このIDを非表示/違反報告)
ななし(プロフ) - 皆さま、コメントありがとうございます(ToT)こんなに更新が遅いのに、作品を読んでくださってとても嬉しいです。なんとか、完結を迎えるよう頑張ります！ (2020年2月15日 2時) (レス) id: 6a3e7ad6c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななし
| 作成日時：2020年1月9日 0時
